Wednesday, July 13, 2011

私にできること

私の髪、とても長いんです。
正確にいうと、長かったんです。


こんなに長くなったのは、ただ単に、この日本人が少ない町、チリワックでは、
満足できるヘアスタイリストさんに出会わなかったから。

1999年にカナダに来たときは、ショートヘアだったんです。で、そのスタイルを
保ちたかったのだけど、髪をカットにいく度に、

”ガビーン!”

なんて髪型なの〜! メグ・ライアンの写真持ってったのに、
昔の中学生段カット〜? 

シャギー、じゃなくって、ザク切り?

ってことで、何度か試した後
「カナディアンは、日本人の黒髪、切れないのね。」
ってことに氣がつきました。





日本に居るときには、「髪の毛、細くて、柔らかくて、切りやすいですね〜!」って
いっつも言われて、いつも満足してたのに。


こっちに来てからは、超粗い極太髪。まそりゃ、カナディアンのフワフワヘアに比べれば、そりゃ、極太ですよ。そんなフワフワヘアのカットで慣れてしまっている、カナディアンのスタイリストは、黒髪のスタイルは出来ないらしい。


そんなこんなで、髪を切るのが怖くなり、カットに行くくらいなら伸ばしてた方が、安全だわ、ってことで、この6、7年長いまま。 去年は、一年カットしてないです〜。



シャリーン、って感じ。


ある日、髪の長かった友達が、突然短くしました。

何で切ったの?って聞いたら、

「髪の毛、寄付したんだー。」

"ピカッ"

これだー、私もやる〜!


髪の毛が寄付できるなんて、知らなかった〜!

調べてみると、いくつかルールがあることを知りました。

- パーマはダメ。
- 染めた髪もダメ。
- 20センチ以上ないとダメ。
- 白髪は全体の10%以下

全部、合格です〜!なにせ、ヘアサロンには、行かないから、パーマはなし、カラーリングもなし、40センチはあるし、白髪ゼロ。

ということで、ジャジャーン! 長かった髪、切りました〜! わざわざバンクーバーまで行って、日本人経営のヘアサロンで、日本人のスタイリストさんに、日本語の会話をしながら、楽しく切りました〜!


この40センチの髪の毛の中に、いろんな思い出や知識が詰まっているような感じもするけど、そんな思い出も、学んだ事も、みーんな私の心に残ってる。





私の髪の毛が、一つでも多くのウィッグ(かつら)を作るのを
サポートできますように。そして、抗がん治療や、アロペシア(脱毛症)で
髪の毛を失ってしまった人の手に届きますように。


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