Tuesday, July 25, 2023

日付のこと

日本に到着したのが6月1日。

五島に正式に住民票登録出来たのが、6月15日。

私、結構なんとなーく過ごしているようで、肝心(自分では肝心だと思っている部分)

なことに関しては、考えるんです。

この日付も、ワタクシ、ちゃんと考えてました。



5月31日にカナダを出て、6月1日に日本に到着。

星の位置とかも読んでたりして、これだ、と思い、しかも、

センパイ五島民の方達は、

「いい季節にきますね~」

ってことだったので、よし、と思ったものの。。。


いざ来てみると、あれは実は、

「あらら~、すごい季節にきちゃうのねぇ~。。。」

という逆の意味だったのかもしれない。


すぐになんでもポジティブ鵜呑みにしてしまう私の性格を、ここでも確信

してしまいました。


ということで、23年かけてすっかりカナダ人になったこの体は、

日本の強烈な夏、気温は良いものの、その気温と湿気のコンビネーションが

かなり強烈で。


そして、虫とカビとの戦いで、

かなりバテ気味で、数日死んでました。



携帯のレンズが曇る脅威的な湿気


家に出没するクモが、手のひらサイズの件


そして、最近知ったことは、キッチンの換気扇は、家の中の

気圧を変えるくらいパワフルで、止めた瞬間に、家の中に流れ込む

気流が出来るらしい。ということで、料理が終わって、換気扇を止めて、

食事を始めると、いきなり蚊の大群に襲われる意味がようやく

わかった。

夕方だから蚊が活発になるのではなく、気流で

「モスキートーさん!みなさんこちらへどうぞ〜!」状態

だったらしい。



学びの毎日。



他のセンパイ五島民は、

「こんな季節に五島に引っ越してくるもんじゃない!五島が嫌いになって帰っちゃうよ。

カビは生えるし、虫はすごいし、雨はざんざか降るし。

今度移住計画するなら、10月くらいにね。」(もう来ちゃってるし。)


そのくらい、この季節って、過ごし難い。(地元の方も同感なので、私の個人的な見解ではないらしい)


私、体育大卒で、体力には自信ある方だったし、ウィンドサーフィンのレースとか出て、

夏も冬も、真っ黒でいつもビーチで過ごしてたし、大丈夫だと思ってたけど、

すっかり、ヤワな女になってしまいました。(25年前だもんな。)

この3年は、毎日朝ランしてたのに。


塩水飲んで、いっぱい遠隔靈氣してもらって、なんとか持ち堪えた。


そういえば、半泊にある”さとうのしお”さんに置いてあった、ニガリの液体、

「これはなんに使うんですか?」

って聞いた時に、

「体調を整えるときに飲むといいんですよ。」

っておっしゃってたけど、夏バテとか熱中症とかに

いいのかも。

きっと、塩の成分とかミネラル豊富なんだろうな。


(去年の下見の時に撮った写真)



そして、

15日という日付は、昔々、作物の収穫を月に感謝したり、

月の神様に対して、感謝·祈願する日だったそうです。


なので、住民票がなかなか取れなかったのは、もどかしかったのだけど、

正式に五島市民になった日が15日っていうのは、「おっ?!」って、なんか嬉しかった。


私は、4歳の時に、若かった父を亡くしていて、母には、パパはお月様に

なったのよ、と教えられてましたので、月はとっても身近に感じるのです。

お月様(パパ)に感謝する日に五島市民になり、パパの命日7月4日に、

五島で初靈氣クラスを教えることが出来たのは、何か天のおはからいが

あったのかな、って、思っちゃいます。(すぐに、何かと点をつなげたくなる性格)


ということで、今日は、日付とかも大切にしてる、というお話でした。



そういえば、月ではないけど、五島に来てから、こんなものが夜空をヒューっと

動いているのを、縁側から眺めました。




たくさんの人は、イーロンマスク開発の、サテライトというのだけど、

私はそんな現実的なことではなくて、


宇宙船だ! って思いたいのでした。


おしまい





靈氣の個人セッションお受けできます!

Sunday, July 23, 2023

おしごと

Facebook投稿 7月22日

真ん中くんが、富江町のパン屋さんでバイトを始めました!



ぜーんぶ手作りの、とっても、とっても美味しいパン屋さん。特に、私のお気に入りは、クリームパンと、メロンパン。


あ、あんぱんも、小さいけど、ずしっと重くて、美味しいっ。



パンを買いに来てくださる方、彼の顔をジーッと見て、考えるそうです。



特に、お年を召した方は、考え込むそうです。
「この辺では見ない顔つきだなぁ。」
「日本語話すのかなぁ。」

若い年齢層の方や子供は、話しかけて安心すると、次に出てくる言葉は、
「イケメン!」(笑)
ハーフの特権ですね!
水・木・金の開店から3時くらいまでいるから、遊びに行って、話しかけてあげてくださいね!はい、日本語話せますよ。
これからは、英語オンリーのお客様にも、安心してご対応できますね!




田尾のバス停の近く


駐車場は、家2軒分くらい歩くところに。後ろ向きで入れるのがいいかも。


バス通り沿いに、こういう看板が見えます。




古民家を改装した、おしゃれなパン屋さん。




その目の前には、真っ青な海が!




初ゲストとカビ

Facebook投稿 7月20日2023年

五島に来て、1ヶ月と1週間。
ちょこっと心の余裕とかも出てきて、初の晩御飯ゲスト。
ワタクシご自慢の手作り餃子(皮も手作りだよ)と、ヒジキご飯と、おなますサラダという、超カジュアルなんだけど、お友達絶賛募集中の身なので、こうやってお客さまがいるって、とっても嬉しい。


母と子だけの会話じゃなくって、センパイ五島人に色々質問したりするのが、とっても楽しい。学ぶことばかり。


で、カビね、カビ。。。。

横浜の姉宅で1週間過ごして、お家に帰ってきて、家を開けた瞬間、
「むぅ〜ん」って匂いが音を立ててるようなくらい。。。

絶対カビだ。


窓開けても、湿気がすごくて、空気が通るような通らないような、開けた方がいいのか、閉めた方がいいのか、よくわからない。
気温28度、湿気90%って、カビの絶好のお家環境よね。。。
あれ、壁にカビ?
あれ、椅子の背もたれにカビ?
え、どこもかしこも?
台所の引き出しに入ってる、きのしゃもじとか、竹の割り箸とか、しっかりかびてるし。
革製品のバッグとか、綿のエコバッグとか、アウト〜!
家の中にカビを生やすなんて、
私、何を間違ってたんだろう。
締め切っちゃダメだったのかな。出る前に、消毒とか、しなくちゃなのかな。
そしたら、
餃子パーティーゲストは、
「あるある〜!」って(笑)
「え、あるある〜って、これフツーなの?」
「フツーでもないけど、梅雨の時期の五島は、すごいよ。」って。
他の方は、サーキュレーターを使いなさいと。サーキュレーターって、扇風機のこと?って聞いたら、扇風機じゃ間に合わんそうで、もっと空気を動かせるサーキュレーターじゃないとダメって。
あと、捨て部屋を作ることって。
使わない部屋には、ものを置かない。

で、梅雨の時期は、長期で家を開けない。(一番の解決策かも)
カビるから。


日本に発酵食品が多いの、今頃わかった。
腐敗と発酵は、紙一重だもんねー。
腐敗は失敗、発酵は成功。

私、人生経験はそこそこ荒波を超えてきてるのだけど、五島生活は全くのビギナーなので、築60〜70年ものの古民家に住むセンパイ五島人には当たり前すぎることが、全くもってわかってない。
で、本能的にこうじゃないか、と思われるのが、

ー食器棚の扉は開けっぱなしの方がいいような気がする。


ー洋服タンスの引き出しは、開けっぱなしの方がいいような気がする。(なんなら、タンスは使わないほうがいいのでは。)

ー夏はあまり動かない方がいいのでは、3歩動くと汗が噴き出る。

そんなこんなで、ゲストが来て嬉しかったことと、古民家でのカビ問題は当たり前なことのお話でした。



おにぎりを持って、海に行きました!
白良浜という三井楽にあるビーチ。30年前くらいに親戚と一度来て、
こんなところに住めたら、最高だなぁ、ハワイとか沖縄とか行かなくても
こんな綺麗な海が、長崎にあるなんて!って思ったのを思い出します。
まさか、住むとは。


「ばらかもん」というドラマ


7月12日からシリーズで始まったドラマが、
五島に都会の若者がやってきたストーリーだそう。

テレビがないから、なんとかオンラインで見れないかと思ってたら、カナダのお友達が、
「まりさん、これ、五島!」
ってリンクを送ってくれて、見れた!この都会っこの気持ちがよ〜くわかる!
だって、私1ヶ月前に、五島に到着して、初めてごとばかりなんだもん。

それから、私が今実際見ている景色が、ここそこで出てくるから、すっごい不思議というか、新鮮な気分。五島歴1ヶ月の私が嬉しいんだから、きっと地元の方なんて、超嬉しいんだろうなぁ。

五島の中では、多分、私が一番新人なんじゃないかなぁ。このドラマ見て、私の後ろに並んでくれる人、出てきますよ〜うに。

うちに泊まりにきてくれたら、おもてなしするよ〜!

このドラマはオンタイムで見たいけど、テレビない〜(泣)

https://youtu.be/SuE3-a6nntg

ちょっとずつ

 

Facebook投稿 7月16日 2023年

五島列島福江島、富江町山下地区の、奥の奥に、6月12日に引っ越して来てから一ヶ月ちょっと。
あ、住民票が正式に取れたのが、15日だったから、ちょうど1ヶ月! 15日っていう日は、何か区切りが良い日って聞いたことあるなー。
まりちゃん、1ヶ月記念、おめでとう、と言ってあげたい。



家の後ろにこんもり森があって、耳を澄ますと、海の音がザーーーーって聞こえる。
それから、ホーーーーーーホケキョ(鶯)とか、ジーーーーー(蝉)とか、チュッチュッチュ(鳥)とか、カサカサ(蟹が歩く音)とか、聞きなれない音。




そして、虫との戦い。旧字でこのように紙に書いて、
家の四隅に貼ると効果があるそうなので、
早速やってみました。



なれない湿度と、なれない温度。カビとの戦い。
古民家に住むって、こーゆーことね、って、学びの毎日です。

でも、このお家、お皿とかがいーっぱいあって、きっと人の集まるお家だったんだろうなぁ、私が育った、上小島のお家みたいだなぁって、また人が集まるようなお家にしてあげたいなぁって思う。このお家へのご縁に、本当に感謝です。






少しずつ、少しずつ私のスペースになって来て、少しずつ心地よくなって、朝起きて、目を覚ますと、あけっぴろげの畳の部屋が目の前にあって、あー、日本って感じ。



ダンナ様と離れ離れで、朝起きて部屋に一人だと、寂しいなぁ、この畳の部屋見せてあげたいなぁ、って思いながら、起きたい時間に起きて、朝ランして、裏庭の畑を毎日少しずつ開拓していく。




自分のために生きる生活、今までしたことなかったかも。人間の脳みそは、変化を痛みと感じるそうです。不安になるのも当たり前か。だって、この変化ぶりって、かなり大規模だもんね。
​しかし、やっぱり私は靈氣だなぁ。いつでも誰にでも対応できるように、施術専用の部屋を作りました!



このへんのご近所さん、腰が痛かったり、肩凝ってたり、慢性の体調不良に悩まされてたりしたら、楽にしてあげれるんだけどな。。。
どうやってお伝えしようか。
じゃ、今日はこのくらいに。

星がまた一つ増えました

Facebook投稿 7月15日 2023年

5月にこの写真を撮った時、彼女に会うのはこれが最後かも、って思いました。抗癌治療でパサパサになってしまった髪の毛を、シュッとまとめて、痛い体を堪えて、キュッと笑顔を作れる彼女は、その瞬間にもそれまでの生き様が見えていました。

長年患っていたリンパ腫により、私の大切な友人であり直傳靈氣の同僚が7月14日息を引き取りました。彼女は、2009年に初めてのSavary Island Retreatで、人里離れて自然いっぱいの孤島で企画した、泊まり込みでの靈氣のクラスに参加してくれたのがきっかけで、仲良くなりました。

その後、彼女はリンパ腫との闘いの中で、私の家に泊まり込みで、靈氣の施術を受けにきたり、遠隔靈氣もものすごく役に立ち、靈氣が彼女の病床で最も大切なものであることを実感して、もっと多くの人々が助け合えるようになるために、自分の体調をおしてまで直傳靈氣の指導者になることを決意し、闘病中も教え続けました。

ヒーラーとビジネスウーマンが合体したような、優しくて強い女性、日系二世で、日本人がここそこで垣間見られるカナダ人、いろんなことを教えてくれました。

最期の数ヶ月、近くにいてサポートすることができなかったことが、心から悔まれますが、私が日本に来てからも、カナダと日本の間で最後の週までコミュニケーションを取り合って、お互いを励まし合いました。お互いに、再生・rebirthを経験しているね、って話し合ってたんです。

彼女の再生は死を通じて、私の再生は生を通じて。

死を目前に、死を受け止めて、死の話を出来る、流石でした。
「生きててよかった」って言ってました。

さなえに出会えたこと、心から感謝です。
ずっとずっと忘れない。



至る所にあるもの


Facebook投稿 7月13日 2023年

古い古い時代、人にとっての唯一のお薬は大自然だった。

(富江町溶岩洞窟)

その純粋な氣が流れると思われる場所に静かに座ったりして、体調を整えていたそう。
ここは神聖な場所ですよって、目印をつけるために、しめ縄を張って、自然を敬いなさいと教えられて来た。


 

その純粋な領域に一歩入る時の目印が鳥居。

 


日本では当たり前すぎる光景なのに、そんな意味深くて美しいことを、きちんと教えられることもない社会で育って来た私。

(五島市玉の浦にあるアコウの木:木自体が鳥居みたいになってて、しめ縄が張ってある)

山奥の奥に、こんな屋外教会を見つけたので、
心静かにちょっと座ってみた。




23年前に日本を出てから、カナダで直傳靈氣
(大正時代から伝わる伝統の靈氣療法を継承している)
に出会い、それを通して、日本の文化の美しさや深さを、
学ぶことが出来て、海外に出て初めて日本がいかに特別な
文化を持つことに気が付き、日本人であることに誇りを
持つことが出来ました。




それなのに、なんだろうか、住み始めてモヤっとする。。。。
具合が悪い人は病院に来ないでくださいとか言うおかしな日本。
子供の自殺が、過去最多な今の日本。
日本の若者の死因の第二位が自殺になってしまってる現実。
何が人をそんなに追い詰めるのか。。。
「和病」と言う言葉、調べて欲しい。
思いやりや正義感も度がすぎると、精神病の域になること、
大人が気がつかないと、子供が気付けない。

自然と触れ合うことで、何が正しいか、何がおかしいか、
一歩下がって見て行動出来る力、日本人に忘れないで欲しいと思う、今日でした。