Thursday, July 20, 2023

変化という痛み

Facebook投稿 2023年6月17日

いやー、想像を100%遥かに超えて、移住って大変。出産で言うのなら、陣痛の真っ最中。後には引けないけど、無理に先走りも出来なくて、途中でヒーヒー言ってる感じ。

私の場合は、ただの移住ではなかったらしい。私の人生の追跡が出来ないがために、住民票がなかなか取れなかった。(今は取れたけど)
カナダで生まれ、長崎で育ち、横浜に本籍があり、カナダに23年在住し、なんの繋がりもない五島列島に、カナダから直行で移住。
五島市役所の方も、異例中の異例ということで、オタオタ。
よく聞く、Uターン移住(元々島育ちの人が島に帰る場合)とか、Iターン(島と関係のない方が、島外から移住してくる場合)とか、孫ターン(祖父母が島の方で、お孫さんが移住してくる場合)ってあるけど、私の場合は、大きく言うと、Zターン!(聞いたことないかも)
カナダ生まれで、日本で育ち、カナダで大人の大半の時期を過ごして、日本に帰る。ジグザク。
カナダのお友達や親戚は、また帰ってくることを願っているので、そうなるとWターンか。


問題は、住所がないと電話の契約が取れない。電話が使えないと、私のような異例の住所移動ができない。誰かの電話を借りて、
「私に連絡したい場合は、このかたに電話してください。」と伝え、
連絡が来た時には、その電話の持ち主が、
「真理さん、連絡きたので、こちらにきてお電話返してあげてください。」
と伝言が入り、ほんの30秒だけの電話のために、6、7分かけてそこまで出向き、また返事待ちの場合は、その電話の前で待つ。という、超昭和初期な電話ゲーム。


書類が足りないだの、法律が変わったからだの、あーだこーだ言いながら、5日かけてようやっと住民票ゲット。


やっと正式に長崎県民、五島列島福江島の、島民(とうみんと読む)、ちなみに五島はごしまではなく、ごとうです。黒猫大和の宅急便さんもゴシマと行っていたので、驚きました。
住民票が取れたら、国民健康保険と国民年金の手続き。


日本を離れたのが、私が27歳の時。大手商社に勤めていたので、こういう公的なことは、全部会社がやってくれていたので、全く知らないので、オタオタ。


そして、やっと携帯電話💦
携帯電話屋さんにも、3度もお邪魔して。
予約してからきてくださいと言われるのだけど、予約するための電話がないんですー。っていうと、「どゆこと?」って顔。
書類を揃えてきてくださいって言われて、パスポートを身分証明書として持って行ったら、これも却下。パスポートは、身分証明書にはならないらしい。世界最強の日本のパスポート持ってるのに、日本じゃ使えないって、どゆこと?
で、データ用のSIMカードだけの販売も、聞いたことがないって。いや、空港でいっくらでも売ってるのに。天下のdocomoがそんな対応出来ないんだ。


何もかも、うまくいかなくて、もうめげそう。


と思ってるところに、奇跡の一言、
「真理さんは、パイオニアなんだよ。パイオニアって、先端行ってるから、後からついてくる人のために、今色々試行錯誤して、次の人に教えてあげれるように訓練中なんだよ。」


パイオニア、それはいい響きで、よしやったる、って思った今日でした。

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