カナダに住んでいる、しかもバンクーバー郊外の田舎町に住んでいるということも
あって、今まで教えて来たクラスのほとんどは、英語でのクラス。
日本語でのクラスは、数えられる程度。
しかし、この週末は、2年振りの直傳靈氣、日本語クラスでした!
今回で、え〜っと、、、、たったの4回目???
毎回、3〜4人くらいの小さなクラスだけど、英語でのクラスは、1〜2ヶ月に一回
開催しているので、5年の間で4回というのは、やっぱ頻度としては低い。
我が母国語で、天職をさせて頂くということに、これほど喜びと興奮と
それから緊張を感じるとは、思ってませんでした。
「緊張」
靈氣は、日本から伝わって来た教えだし、私の母国語は日本語だし、
受講者の皆さんもみんな日本人だし、さぞかしやりやすいのだろう、と思いきや、
これが結構難しかった。
英語のクラスに慣れてしまっているせいか、
「これって、日本語でなんていうんだろう?」ってことが結構多かったんです。
しかも、漢字が書けない!!! ホワイトボードを使って、講義を進める
のだけど、PCで文字を打つことに慣れてしまっている私は、例えば、
「治療」とかいう漢字が、出て来ない。。。
そして、テキストブックを読むのも、おぼつかない。しかも、旧式の文章で、
「如何や」とか、「痼疾」なんて文字が出てくると、(皆さん、読めますか〜?)
つまってしまう。どもってしまう。
わー、貫禄なーい。
「喜び」
靈氣は、日本発祥の治療法で、第二次世界大戦前は、日本全国1億人以上の
施術者がいて、「靈氣屋さん」という看板をあげて商売をしている人も多かった
そうです。「按摩屋さん」という感覚ですよネ。
でも、戦後アメリカ政府の影響で、そういう手当て療法が弾圧を受けてしまったこと
もあり、靈氣の影はすっかり薄らいでしまいました。
しかし、日本で薄らいでしまった靈氣は、欧米ではかなり知られていて、多くの
人がプラクティショナー(施術者)やティーチャー(講師)として、活躍し続けて
いますので、ここでも、カナダ人には結構受け入れられるんですね。
靈氣の漢字のせいもあるかもしれないけど、「幽霊の気?」ってとられるのか、
変な宗教と間違えられがちなのか、なぜか、日本発祥の靈氣療法は、現代の日本人には、
あんまり受け入れられないのが事実なんです。
だから、今回5人もの方が受講して下さったことに、純粋に喜びを
感じる、この週末でした!
もう一つの喜びは、なんと言っても、毎回お世話になります、
雅子さんのケータリング。 これは、私の靈氣クラスには欠かせない味なのです。
今回は、Yさんのビーガン食のリクエストにお答えして、雅子さんも想像力を
豊かに、こーんな感じでした。
手鞠寿司(手巻き寿司のタイピングミスかと思いきや、ほんとに手鞠のような
お寿司でした!)。
スモークサーモンとインゲンの手鞠寿司。 |
カボチャのまんまるコロッケ、揚げナス、オクラ、きんぴらごぼう、
シャキシャキいんげん、切り干し大根、お豆の甘煮、そして、イチゴ大福!
美味しかった〜〜〜!
まるでお正月のようでした! |
なんですよねー! 肉を食べる習慣も、牛乳を飲む習慣も、欧米の食生活の
影響であって、日本はもともと農耕民族ですからねー。
ビーガン食をリクエストされた、Y子さんの話によると、マクロビオティックスという
こちらではよく聞く菜食療法は、日本発祥の玄米菜食が原点だそうです。
なんでも、カタカナにすると流行るのかなー。
靈氣もレイキだと受け入れらやすいみたいだし。
「興奮」
これは、毎度のことなのですが、初めて靈氣を習ったという人も、クラスを取ると、
すぐに使えるようになる、この靈氣療法。
今回は、一日目のクラスで、時間が経つにつれてお腹の痛みがひどくなってきて、
堪え難いくらいになってしまった、Y子さん。 最後の練習時間の時に、控えめに、
「あの、、お腹痛いんで、練習台になってもいいですか。。。?」とのこと。
あー、これはいいチャンス、いいチャンス。
「靈氣の治療の練習だけど、25分も受ければ、きっと良くなると思いますので、
最初に受けてくださいねー。」
といっても、施術者のお二人は、靈氣を習って一日目の、初心者さん達。
Y子さんも、お二人も、ほんとかなー、という感じ。
25分経ちました。
「Y子さん、どうですか〜?」
Y子さん:「、、、っていうか、これ、どういうこと? お腹、全然痛くないんだけど。
なんで?さっき、ほんと耐えられないくらい、痛かったんだけど。今、痛くない。」
初心者さんのお二人も、Yさんも大喜び!
「いやー、ほーんとに効いた効いた〜!」なーんて、教えた私も大喜び、パチパチ。
これが、私にとって、興奮の瞬間なんですー。
こーんな、シンプルで誰にでも出来て、効果がある靈氣療法、
ほんとに色んな人に知ってもらいたいし、使えるようになってもらえたら、
世の中が、すごく優しくなるんじゃないかって思うんです。
子供が怪我や病気をした時に、子供が何歳であっても、添い寝して、頭やお腹に
お母さんの手のぬくもりを感じながら眠ることの方が、どんなに子供にとって心強いか。
お母さんじゃなくたって、人の手って、やっぱり、優しいんですよ。
人に触れられるっていうのは、ハッとするような、グッとくるような、
時にはドキってするような。
(お前は、田原俊彦か。ハッとしてー、グッときてー、、、古っ。)
心に届くんだと思うんです。
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