今日も、ドアをノックして、自分で彼女の家に入り込んだ。
リアンの元気な声が中から聞こえて来た。
「おはよー!今お手洗いにいるの。そこに、メモを残しておいたから、
ドアに貼付けてくれるかしら?」
ドアに貼付けてくれるかしら?」
「わかった〜!」
そのメモを見てみると、
”靈氣の施術中です。
どうぞ、邪魔しないでください。
ありがとう。”
どうぞ、邪魔しないでください。
ありがとう。”
そうなんです。とにかく、邪魔が多い。
リアンのことを心配して来てくれる方が多いのは、とても幸せなことなのだけど、
なんだか、訪問者が多すぎる様な感じもしないでもない。 常に誰かが、出入り
して、常に電話がなってる。
ありがたいことですよね。でも、静かな時間も欲しいですよね。
靈氣は、邪魔があろうと、おしゃべりしてようと、本を読んでようと、効くんです。
それが靈氣の良い所。でも、静かに施術を受けて、完全にリラックスすると、
ほんとに気持ちがいいんです。だから、このメモはとてもいいアイディア!
それが靈氣の良い所。でも、静かに施術を受けて、完全にリラックスすると、
ほんとに気持ちがいいんです。だから、このメモはとてもいいアイディア!
そして、彼女は、お手洗いからゆっくりでてきました。
歩行器なし。辺りにも見当たらない。
歩行器なし。辺りにも見当たらない。
歩行器は、ベッドの横に置いてあって、今日の朝は一度も使われてない様子。
洗濯物が引っかかっていました。
歩行器さん、洗濯物まで抱えてくれて、ありがとう。
彼女が日に日に強くなって来ているの、他人の私が見てもはっきりしてる。
いいことだ、いいことだ。
いいことだ、いいことだ。
こうやって、毎日靈氣をしてあげれることに、私はほんとに感謝してる。今までは、
忙しすぎて、こういう風に靈氣をしてあげること、出来なかったもの。
少しの怪我や病気や風邪くらいだったら、一回の靈氣の施術でも随分な効果が
見られるのだけど、彼女のような重い病気だと、一回じゃだめ。毎日、根気づよく
することに意味がある。
忙しすぎて、こういう風に靈氣をしてあげること、出来なかったもの。
少しの怪我や病気や風邪くらいだったら、一回の靈氣の施術でも随分な効果が
見られるのだけど、彼女のような重い病気だと、一回じゃだめ。毎日、根気づよく
することに意味がある。
きょうは、6日目。
いつものように、頭から施術を始めた。
きょうも、とても不思議な感覚があった。
頭に当てている私の右腕が、ガタガタと震え始めて、多分リアンも感じてると思う。
頭に当てている私の右腕が、ガタガタと震え始めて、多分リアンも感じてると思う。
同じ人に、同じように靈氣をしていても、毎回洗われる症状は違うんです。その時の、その人の体調によって、今日はここを解毒しようとか、今日はここをリラックスさせようとか、
靈氣が勝手に決めてくれます。
こうやって、ガタガタ手が震えること、時々ありますが、これは、その部分に
大変なストレスがたまっていて、氣の流れに反応して、震えと一緒にそのストレスが
抜けてくるんですね。
今、当てている部分は後頭部の部分なので、多分松果体あたりが、疲れてるんだろうな、
と思ってました。
彼女も、昨晩はなかなか寝付けなかったって言ってたし、睡眠不足がこの部分に
たまってしまってるんだろうな、と思った。
その震えというものは、ほんとうにコントロールの効かない震えで、
他人が見ていると、きっと、
「いやぁー、気味悪い。」とか言われそう。でも、良いんです。気にしません。
他人が見ていると、きっと、
「いやぁー、気味悪い。」とか言われそう。でも、良いんです。気にしません。
その震えが治まるのを待ってから、いつものように
腰の部分と、背骨に手を動かしました。
腰の部分と、背骨に手を動かしました。
あら、また変な感じ。
今日の靈氣は、忙しいわねー。
今日の靈氣は、忙しいわねー。
私の左腕の上腕部分が、ピクピクひくついて、氣持ちが悪いほど
ピクピクが止まらない。まるで、寝不足の時に、目の下がピクピクして
気持ちが悪い感じと、同じような感覚。
彼女の腕の同じ部分には骨にガン細胞が転移していて、弱くなっている部分。
「この部分って、彼女のガンが骨転移している部分だよなー。」と思いながら、
ピクピクが治まるのを待った。
ピクピクが治まるのを待った。
今日も、リアンはそのまま眠ってしまったので、私は静かに家をでた。
明日は、どうなってるだろう。。。
明日は、どうなってるだろう。。。
続く。