二日目
リアンには昨晩会ったばかり。今は次の日の朝、たったの12時間後。
ドアをノックして、自分でドアを開けて家に入った。人のお宅に、勝手に上がるのは、
なんか変な感じ。でも、勝手に入って来てね、と言われたので、そうさせて
もらった。
ドアをノックして、自分でドアを開けて家に入った。人のお宅に、勝手に上がるのは、
なんか変な感じ。でも、勝手に入って来てね、と言われたので、そうさせて
もらった。
リアンは歩行器の上に座って待っていた。
「あら、座ってる!気分はどう?」と聞いたら、
「まあ、なんとかね。」軽く微笑んでた。
「昨日の睡眠はどうだった?」
「寝れたけど、睡眠剤使ったから。。。」
「寝れたけど、睡眠剤使ったから。。。」
一回だけの施術じゃ、このような深刻な状態の方には、効果は見られにくい。
でもいいんです。靈氣は、中から治して行くから、目に見える効果は、一番最後。
深刻であればあるほど、たくさんの施術が必要なのです。
彼女は、ベッドに上がるのもお手伝いがいる。リアンがベッドの端に座り、私が
彼女の両足をしっかり抱えて、1、2、3で、ベッドの上に乗せてあげる。
体をひねるとか、足を持ち上げるとか、何かを拾う、という動作を
すると激痛が走るらしい。。。
今日も、施術を頭から始め、腕、そして腰へ手を当て、80分。
今日は、昨日と違って邪魔が少なかったから、彼女もリラックス出来たみたい。
この調子で、続けてみよう。
三日目
ドアをノックして、家に入った。
わっ!リアンが立ってる! キッチンで朝食代わりのシェイクを飲んでる。
「動き回ってるじゃない、いいね!」って言ったら、
「うん、歩行器使って、ちょっとだけね。でも、動き回れるって気分がいいわー。」
「うん、歩行器使って、ちょっとだけね。でも、動き回れるって気分がいいわー。」
リアンは歩行器を使って、ゆっくりゆっくり歩いていた。それは、彼女に
とってはものすごい進歩。だって、二日前は、右足に少しの体重もかけられずに
いたのに、今はゆっくりだけど歩いてる。
とってはものすごい進歩。だって、二日前は、右足に少しの体重もかけられずに
いたのに、今はゆっくりだけど歩いてる。
すごい, すごい !
今日も、靈氣の施術を頭から始め、今回は、転移している背骨に手を当ててもらえ
ないかな、という彼女のリクエストに答えて、背中にも手を当てた。
ないかな、という彼女のリクエストに答えて、背中にも手を当てた。
時間がなくって、今日は60分のみ、でも、しないよりマシ。
家に帰ってから、
"聞いて聞いて!今日ね、リアンは歩行器で歩いてたよ!"
靈氣の良い所は、やればやるほど改善が見えてくる。その改善は、もしかしたら
自分の望む場所じゃないかも知れないけど、どこかに効いてくる。
自分の望む場所じゃないかも知れないけど、どこかに効いてくる。
山口千代子先生の生前のインタビューでは、
「次の日どうなるか、それが楽しみで靈氣がしたくてたまらない。」
ほんと、その気持ちが、よくわかります。
" 明日のリアンはどうだろう?"
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