Wednesday, May 25, 2011

自然の中で子供が学ぶ事

私が住むチリワックは、近くに自然が多く、10分くらい車を走らせると、とてもいい感じの森に到着します。


先週末は、祝日に合わせて、小学校は金曜日もお休みになったので、金土日月と4日間の長い週末でした。


今年は雨の日が多かったので、外で遊ぶことが出来ない日ばかり。我が家には、テレビも WiiもDSもないかわり、コンピューターがその埋め合わせをしているのです。 時間を決めないと、知らないうちにコンピューターの前に釘付けになってしまいます。




この長い週末、お父さんはお仕事で忙しいし、さー、私が盛り上げていかないと。




スキーの時期は終わったし、魚釣りに行くにはまだ肌寒いし、っていうかどちらも私のジャンルではないのだけど。 


ちょっと山に散歩に行こっか〜?


「イエーイ!」


よかった、反応が良くって。


近くにCheam Wet Land といって、ネイティブの土地なのだけど、きれいに手入れをしてあって、小さな湖の周りをぐるりと散歩して回れるところがあるのです。
色んな虫や、鳥や、植物が見れて、子供たちは大喜びなのです。




大きな岩がズラーっと並んでいて、岩登りしたり。


上の息子、
「20メートルくらいの岩の頂上に登ったって設定にして写真撮って!」

って実は、20センチも登ってない。

私も登れた!

僕は立つのはこわい〜!
ウロウロ、山の中を散歩した中で、最大のクライマックスは、ヘビを見つけた事!



ヘビがいたぞ〜!みんな早く来い〜! と、お友達のジョー君。
みんな、見逃す物かと真剣な顔をして、走る走る。

行ってみると、一匹だけじゃなく、ここにも、あそこにも。ニョロニョロ。


私も、ホーッと覗き込む。
上の息子、
「ヘビは大丈夫なのに、なんで毛虫は怖いの?」
「そうねー。その話はやめよーかー。」



みんな、だんだん勇気が出て来て、ヘビを突っついたり、触ったり。
皆さん、しってましたか? このタイプのヘビは、自分の身に危険を感じたら、肌から尿を出して、体臭をきつくするそうです。


はーい、その通り。
上の息子の指と、その友達の指にしっかりと「尿の匂い」が付き、
「ふうた〜!ちょっとお前の指、臭ってみろよ〜!」
「うわっ、くせっ。おしりの穴触った時と同じ匂いだ!」


母「、、、。」


買っておいたピザが食べれないと、二人ともどんより。


この二人が学んだ事は、
「山に行く時は、ビニール手袋を持って行こう。そしたら、ヘビが堂々と触れる。」


とっても楽しい午後でした。






おしまい。

Monday, May 23, 2011

靈氣?それとも、ランチ?


このブログを読まれる方は、ご存知かと思いますが、
私は2005年から靈氣という氣を使った治療法で、病気や怪我の方や精神的な病気の方、動物の病気や怪我を、治療し続けて来ています。

私が靈氣を始めたきっかけは、こちらで

そして、その治療法のシンプルさと、効果のすごさを目の当たりにした私は、2007年からは、教える事もやっています。

そしたら、みんながみんな、助け合うことが出来るかなって思って。

靈氣って、漢字をみると、なんだかおどろおどろしくって、変な宗教に巻き込まれたかなー、とか、特別な人しか出来ない霊媒師みたいなものなのかなーとか思われがちなんですが、これがまた、全くそんなことないんです。


どちらかというと、誰にでも出来すぎるから、あやしまれるのかなー。


こちらでは、Reikiとして、知られているのですが、ホスピス(死期の近い方の為の病院)や、民間療法を専門とした病院では、よく使われています。 


とにかく、私の直伝靈氣のクラスは、とってもカジュアルで、しかもランチ付き。

ランチは、こちらで知り合ったお友達の雅子さんのお手製雅子さんのブログは、とーっても読みやすくて、面白いので是非読んでくださいね!


私も一応料理は出来るのだけど、クラスを教えながら、食事も用意するのは、大変。
雅子さんは、いつでも気軽にケータリングを引き受けてくれるので、とても助かるのです!

そして、しかも美味しい。いつも美味しい。ため息が出るほど、美味しい。


靈氣のクラス内容に関しては、みんな大満足して帰られるのですが、これに美味しいランチがつくと、もうクラスの質が上がるのです。

再受講で来られる方(前に習った人が、復習として何度も同じクラスを受けに来られるのです。)も多いのですが、よく会話を聞いていると、靈氣を習いに来ているのだか、ランチを食べに来ているのだか、わからなくなる感じもします。 


そんな感じで、私の靈氣のクラスでは、美味しいランチが食べられるということが定番になっています。



こんな感じで、みんな並んでお皿にとります。

この前のメニューは、ライスバーガーと、
豚しゃぶのサラダ、そして、サツマイモのスープ。

こーんな感じで、みんな仲良く和気あいあいと
食べるのですよ。
この時間もとても大切。
一人一人とお知り合いになる、いい機会なのです。

そして、雅子さんは、必ずデザートを作ってくれます。
今回は、鯉のぼりケーキ。
もう大反響。

奥伝クラスの最後は、みんなで写真を撮ります。
ここで出会ったのも、何かの縁ですよね。


おいしい”氣”と”食べ物”で、
心と体が癒されるのですよね。





Monday, May 9, 2011

感謝して

靈氣治療家としてのの教えの中で、もっとも大切とされるのは、五戒。


靈氣の施術家と師範は、五戒を生活の基本にするように教えられます。


(この五戒は、’提案’であって、’規則’ではないので、守らないからといって、戒めを受けることはありません)

今日だけは
怒るな
心配すな
感謝して
業をはげめ
人に親切に

この五戒のなかで、私がもっとも氣にいっているのは、

 "感謝して"



この「感謝して」の本当の意味は、日常にあって、いつもだったら
目に留まらないような小さなことにも感謝出来る気持ちを
もちましょう、ということです。


空気に感謝、タンポポの色の鮮やかさに感謝、お日様で乾いた洗濯物の
爽やかな匂いに感謝、などなど。 


私が直伝靈氣のクラスを教える時、この『感謝して』の部分で
いつも頭によぎる思い出があります。

私が25歳の時に、母が予期せぬ死を迎えました。いま考えると、25歳って
大人のようで、まだまだ子供でした。 あまりのショックと、「家族に囲まれる生活」から「一人暮らし」。天と地がひっくり返ったような生活の違いに、なかなk順応することが出来ませんでした。


仕事から帰ってくると、部屋は真っ暗。寒いし、話す人は居ないし、なんだかたったひとりぼっちになったような気分になって、何の為に、誰のために生きているのだろう、ってよく考えるようになりました。


遠くに住む姉達、近くに住む友人や親戚に支えられながらも、突然失った「家庭の暖かさ」は、言葉には表せない寂しさでした。



そんな時期が数年続き、4年経ったある日、今の主人に出会いました。

最初は、結婚なんかしたら、また大切な人をなくすはめになるし、そんな想いをまた味わうくらいなら、一人で一生暮らした方がいいわ、と思っていました。それでも、なんとなくこの人なら、一生一緒に過ごせると思うと感じ、一緒に暮らし始めました。

ある日、主人が仕事から帰って来た時、
「タダイマ〜。」と言いました。

それから、私は
「おかえり〜。」
と言いました。


ただいま、おかえり、っていう会話は、友達が家に来る時に使う会話ではなくて、家族が家に帰って来た時に使う会話ですよね?


「おかえり」って言った時、なんだかとっても嬉しくて、心の底から、喜びが湧き出てくる様な気持ちだったのです。
「今、わたし、おかえり、って言ったよね?ってことは、ここに誰かが帰ってきたってことで、しかも私はここに住んでいる。これって家族みたい。」

一人暮らしじゃ出来ない会話。



ただいま。おかえり。

こんな簡単な会話が、心温まるかいわだったなんて、考えもしませんでした。


その大切さがわかったのは、一度失ったから。


だから、私はどんな小さな瞬間でも、感謝して、言葉に表せるような人でありたいです。なくしてからでは遅いってわかってるから。

雪山の雪の線が、上がったり下がったりすること。
雪と雨は匂いが違う事。
日が沈む時、山がピンクになったり、赤になったり、オレンジなったり。
日本のカラスとカナダのカラスは、鳴き声の音程が違う事。


そんな小さなことに気づきながら、毎日過ごしたら、イライラする事も、怒鳴ることもなくなっちゃうんです。


って、自分に言い聞かせます。