Tuesday, December 20, 2011

リアン Day 1

日曜日の午後、ある人から電話がかかった。


「こんにちは、リアンといいます。あなたの電話番号を、私の友達からもらいました。私の子供達、あなたの子供達と一緒の小学校に行ってるんですよ。」


ありがたいことに、私の靈氣のお仕事は、ほとんどが口コミで広がって
いってくれています。これも、全く知らない人からの電話で、ありがたいなー、
と思いながら、電話での会話が始まった。


「昨日、退院したのだけど、私にも靈氣が効くかなって思って、電話してみてるんです。」


(そっかー、入院してたんだー。)


そして、会話が進むにつれて、彼女の健康状態はかなり深刻な状態だということが
わかりました。


5年前に乳癌になり、全摘手術をした。
2年前に、再発した。
3ヶ月くらいまえに、骨に転移して、特に骨盤に転移した部分の痛みがひどく、
今は、歩くことも出来ず、睡眠もままならない。


ということ。

(わー、かなり深刻な状態なのに、声はとても落ち着いていて、穏やかだな。。)
というのが第一印象でした。






「今晩、お宅に伺いましょうか?」

私は靈氣をするのが大好きなので、時間があれば相手を見つけて靈氣をやっていれば、
もう幸せです。



リアンは、とても驚いて、
「えっ?今日来てくれるの?日曜日だけど、大丈夫?今日来てもらえると、すごく
嬉しいわ。」


ということで、夕飯を済ませてから彼女の家に向かいました。子供達、同じ学校に
行ってるって言ってたけど、会ったことある人かな〜?なんて思いながら到着。


ダンナ様がドアを開けてくれ、家の中に通してくれました。


中に入ってみると、リビングルームの奥に病院用のベッドが設置されてあり、そこに
彼女が横になっていました。
(あ、見たことある人。)
挨拶したことはないけど、見かけたことある顔、そしてその時、数ヶ月前に小学校経由で
転送されてきた、リアンのガン治療への募金活動の記事を思い出した。その時は、
(あー、この人にも靈氣してあげたいな。でも、靈氣に興味があるかわからないし、
全くの他人に「靈氣してみますか?」って聞かれるのも、変なセールスだと
思われるかもしれないし。と思いながら、頭の中から消えて行ってしまった記憶が
彼女の顔を見て、甦って来た。


(あ、、この人かー。)


ベッドに横になっていた彼女は、顔だけこちらに傾けて、
「こんばんわ、来てくれてありがとう。あなたの顔、見かけたことあるわ。」


私も、
「こんばんわ、初めまして。多分、学校でお会いしたことあると思います。」

思っていたよりも、深刻な状態。
電話では、話せなかった詳しい話を、面と向かって聞くと、本当に心が痛む。
彼女は、私よりもほんの1歳だけ年上で、子供は同じくらいの年齢。そんなお母さんが、
ベッドに寝たきりになっているのは、家族にとっても、本人にとっても想像を絶する
辛い経験だろうと思った。


彼女は、こちらで言うとステージ4の癌。多分、日本語で言うと末期がんなのだと
思う。腕に転移したガンは、骨を溶かして骨自体が弱くなってしまっているので、
手術をして、骨を支える金属のピンを入れたということ。 
骨盤に転移している腫瘍の痛みがひどくて、少しの体重もかけられないということ。
ということは、動けない。



私は、靈氣がどういうものか、どういうふうにガンに効果があるのか、
ということをわかりやすく説明した。そして、こういう深刻な状態の方は、毎日、
もしくは1週間に5日は靈氣の施術をしないと意味がない、ということを
話したら、毎日でもやりたい、とのこと。


じゃあ、まずは一回目を始めて見て、そのあとこれからどうやっていこうか
決めることにしました。


私は靈氣の施術を、たいてい頭から始めます。そして、問題がある場所に
時間をかける。彼女の腕に手を当てたかったのだけど、届かない。。。

靈氣の施術で、一番難しいのは病院での施術、もしくは病院ベッドを使っての
施術。
幅が広すぎるし、病院だと色んな機械が周りにあって、身動きが取りにくい。
頭側にも足側にも、高い格子や板が張ってあって、頭にも足にも手を当てるのが
とてもやりにくい。 近くに座っても、膝がベッドの下に入らないので、
手をグンと伸ばさないと、体に届かない。


施術をやっている本人の肩や腰が痛くなってくる。。。

でも、利点がいくつかあって、自動で高さの調節とリクライニングができること。


ま、とにかく、この最初の施術では、電話が鳴り、食器洗浄機が回っていて、
クリスマスソングが鳴り響き、興味津々の子供達がのぞきにきたりと、
いろいろ邪魔が入ったけど、リアンは夢と現の間を行ったり来たりしていた
様子。

最初の施術の後、彼女は感動してこう言った。


「体中にエネルギーが回るのがわかったの。体の中を通って、何かにぶつかって、
砕けるような感じ。変に聞こえるかもしれないけど、弱い方の腕がもっと痛くなった
感じもするのだけど、今は痛くないわ。こんな感覚、今まで経験したことない。
どういう風に説明していいのかも、わからないくらい、不思議な感じ。」




(望みがあるかも。)って思った。




Day 2 へ続く。

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