Sunday, September 9, 2012

ひまわり 2(母と娘編)

ひまわりの話の続編です。


ひまわりは、わたしの大好きなお花、というかアイテム。 

好きな食べ物は何?って聞かれると、美味しければ、何でもいいなぁ。さんま、かなー。

好きな色は何?って聞かれると、「虹かなー。その時の気分によって違うからねー。」

好きな事は何?って聞かれると、楽しければ何でもいいなぁ。

と、かなり大ざっぱ。

でも、好きな物は何?って聞かれると、ひまわり、って答えるなぁ。


かといって、ひまわりグッズを集めているわけではないのだけど、ひまわりを
見るとなんか、フッと心が晴れるというか、わぁぁ〜、って心が惹かれる
というか。


これは、私が幼少のころからみたいです。 気がつくと、ひまわりが
大好きになっていました。


小さい頃、長崎の坂の上にあった家に、小さな花壇があって、キュウリをうえたり、
ナスを植えたりしていました。 ナスは、なかなか巧くいかなかったのを覚えている
けど、キュウリは、立派に育ってたのを覚えています。 
葉っぱの影に隠れたまま育ってしまったキュウリなんて、大きくなり過ぎて、
”お化けキュウリ”と呼んでました。


母に、
「野菜じゃなくて、お花は植えないの?」
って聞いたら、
「お花は食べれないからねぇ〜。」
というさすが、料理の先生だけあって、現実的な答え。


ある時は、崖の上の方で綺麗な菜の花を見つけたので、母が喜ぶだろうと
思って、崖を登って一束摘んで持って帰ったら、

「あら、美味しそうな菜の花〜!」
という答えも、料理人の母らしい答えでした。

花瓶に生けるために摘んで来たんだけど。。。


そんな昔の話は置いといて、ひまわりの話に戻りましょう。

そう、だから、お花は植えないの?という質問が気になったのか、次の年、
一回だけ、ひまわりの種をキュウリの代わりに植えてくれました。

それは、ものすごく背が高いひまわりと、ヒメひまわりという背の低い小さめの
ひまわりが、隣り合わせに育ち上がり、私はとても嬉しかったんです。

ある日、母と一緒に買い物から帰って来て、その大きなひまわりと、小さなひまわりの
姿を見て、交わした会話を今でも覚えているんです。

「ママは、ひまわりみたいだねぇ。いつもニコニコしていて、強くって太陽みたいだから。この大きなひまわりはママで、横にいる小さいひまわりは、まぃちゃん(私)だねぇ。」
私は、誰からも「まぃちゃん」と呼ばれていたので、自分の事を「私」と呼ぶ感覚が今一つかめず、長い事、自分の事を「まぃちゃん」と呼んでいました。)

そんな娘のコメントに、喜ぶわけでもなく、一言、
「そ〜ぅ?ひまわりみたい、ねぇ。」

早くに夫を亡くして、3人の娘を一人で育てていた母としては、きっといつもニコニコ
していたわけではなかっただろうけど、小さかった私にはそう写ったのだと思います。


野菜の採れない花壇は、母にとっては物足りなかったのか、夏の季節にその花壇に
ひまわりが植えられたのは、その年だけで、次の年はまたキュウリが植えられました。


そんな頃から、なーんかひまわりに心を引かれ続けていたんですね。 


そのひまわりが、今の幸せを持って来てくれるとは、つゆ知らず。


ひまわりのお話は、もうちょっと続きますので、お楽しみに!!!







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