ひまわりの話の続編です。
ひまわりは、わたしの大好きなお花、というかアイテム。
好きな食べ物は何?って聞かれると、美味しければ、何でもいいなぁ。さんま、かなー。
好きな色は何?って聞かれると、「虹かなー。その時の気分によって違うからねー。」
好きな事は何?って聞かれると、楽しければ何でもいいなぁ。
と、かなり大ざっぱ。
でも、好きな物は何?って聞かれると、ひまわり、って答えるなぁ。
かといって、ひまわりグッズを集めているわけではないのだけど、ひまわりを
見るとなんか、フッと心が晴れるというか、わぁぁ〜、って心が惹かれる
というか。
これは、私が幼少のころからみたいです。 気がつくと、ひまわりが
大好きになっていました。
小さい頃、長崎の坂の上にあった家に、小さな花壇があって、キュウリをうえたり、
ナスを植えたりしていました。 ナスは、なかなか巧くいかなかったのを覚えている
けど、キュウリは、立派に育ってたのを覚えています。
葉っぱの影に隠れたまま育ってしまったキュウリなんて、大きくなり過ぎて、
”お化けキュウリ”と呼んでました。
母に、
「野菜じゃなくて、お花は植えないの?」
って聞いたら、
「お花は食べれないからねぇ〜。」
というさすが、料理の先生だけあって、現実的な答え。
ある時は、崖の上の方で綺麗な菜の花を見つけたので、母が喜ぶだろうと
思って、崖を登って一束摘んで持って帰ったら、
「あら、美味しそうな菜の花〜!」
という答えも、料理人の母らしい答えでした。
花瓶に生けるために摘んで来たんだけど。。。
そんな昔の話は置いといて、ひまわりの話に戻りましょう。
そう、だから、お花は植えないの?という質問が気になったのか、次の年、
一回だけ、ひまわりの種をキュウリの代わりに植えてくれました。
それは、ものすごく背が高いひまわりと、ヒメひまわりという背の低い小さめの
ひまわりが、隣り合わせに育ち上がり、私はとても嬉しかったんです。
ある日、母と一緒に買い物から帰って来て、その大きなひまわりと、小さなひまわりの
姿を見て、交わした会話を今でも覚えているんです。
「ママは、ひまわりみたいだねぇ。いつもニコニコしていて、強くって太陽みたいだから。この大きなひまわりはママで、横にいる小さいひまわりは、まぃちゃん(私)だねぇ。」
(私は、誰からも「まぃちゃん」と呼ばれていたので、自分の事を「私」と呼ぶ感覚が今一つかめず、長い事、自分の事を「まぃちゃん」と呼んでいました。)
そんな娘のコメントに、喜ぶわけでもなく、一言、
「そ〜ぅ?ひまわりみたい、ねぇ。」
早くに夫を亡くして、3人の娘を一人で育てていた母としては、きっといつもニコニコ
していたわけではなかっただろうけど、小さかった私にはそう写ったのだと思います。
野菜の採れない花壇は、母にとっては物足りなかったのか、夏の季節にその花壇に
ひまわりが植えられたのは、その年だけで、次の年はまたキュウリが植えられました。
そんな頃から、なーんかひまわりに心を引かれ続けていたんですね。
そのひまわりが、今の幸せを持って来てくれるとは、つゆ知らず。
ひまわりのお話は、もうちょっと続きますので、お楽しみに!!!
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