Sunday, January 16, 2011

ありがとうを伝える


小さい時から、手紙を書く事が
好きだったんですよね。

1999年にカナダに来てから、自分のコンピューターを持つようになって、
「手書き」のチャンスが減りました。

なんでもかんでも、オンラインで出来ちゃうんですよ。
お祝いのカードとかも。

Eメールで、誕生日のカードをもらうのも、嬉しいけど、
やっぱり手書きのカードがポストに入ってると、嬉しいですよね〜!
こう、なんというか、魂が伝わってくるというか。

"やったー!郵便だ!" !


カナダでは、郵便の事をSnailメール、カタツムリの郵便っていう
言い回しがあります。

クリスマスやお正月は、すごいウキウキの季節ですよ。
だって、手書きのカードが、毎日ポストに入ってるから!!!



でも、もらって一番うれしいカードは、

"ありがとうカード"

クリスマスカードも、年賀はがきも、誕生日のカードも、
特別な日だからということで、みんな、カードを交換しますよね。
こういうカードもらうの、とっても嬉しいです。 

でも、”ありがとうのカード”は、思ってもみない時に突然やってくるし、
相手の心からくるカードなのです。これが、たまらなく好きなんですよ〜!!!



思い返すと、カナダに来る前は、’ありがとうカード’を
もらうことは、ほとんどなかったように思います。

日本に居た時は、近くにたくさんの良い古い友達がいたし、この上なく素敵な姉が
二人もいて、親戚もたくさんいて。でも、私は好き勝手やっていたので、
ありがとうカードをもらうくらいの素晴らしい事は、してなかったんですね、きっと。

しかし、忘れもしない2006年、カナダに来て7年目、友達から、ありがとうカードを
もらったんです!!!
そのころ、地区でお料理教室をやっていて、そのグループの友達からでした。
もう、感謝の気持ちがあふれて、涙が出てしまいました。 

これがその時にもらった、ありがとうカード
色々書き込んでくれて、、、。

1999年にたった一人でカナダに来ました。誰も知らない異国の街、
友達も家族も居なくて。28歳で、まあ、子供ではない年齢だったけど、
やっぱり最初は、一人でなんでもこなして行かないと行けないという
プレッシャーとチャレンジにぶつかりまくりでした。自分で選んだ道とはいえ。

だから、このありがとうカードを受け取った時、あの頃の孤独感、挫折感、
自分が生きている意味は何なんだろう、どうにかして自分の人生を取り戻そう
と試行錯誤していた時のことを思い出したのです。


そんな私が’ありがとうのカード’をもらうなんて
信じられなかったんです。
しかも、言葉の壁にぶつかりまくっていた
”英語”でかかれたカード。


それはそれは、私にとっては意味の深いものでした。
このカードを読んだ時、

"本当の私が甦って来たかも。"

と思いました。

ところで、このグループ、チリワックのコミュニティサービスの一貫で、
家庭料理の良さを伝えて、健康へつなげて行こう、という目的のグループでした。

缶詰めのスパゲティーソースを、チンして食べるよりも、こんなに簡単に
スパゲティソースが作れるし、しかも、手作りの方が体にいいのよ!
という感じの、楽しいグループでした。

ショウガを初めて見たわ!とか、
トマトの湯剥きなんて、考えた事もない!っていう様な人たちと集まって、
一緒に料理をしていたのです。

私が発起人だったので、私を中心にこのグループは回っていたのですが、
途中で、3人目の子供を出産したこと、新しいビジネスを起業したことで、
あまりの忙しさに、グループを去らないと行けなくなったのです。

無責任かと思ったのだけど、自分の体がもたないと思ったので、
やむなくやめました。

その時に、そのグループメンバーから、ありがとうのカードをもらったんです。


っていうか、私の方が「ありがとう」って感じでしたよ。


 江本勝先生の水の結晶, の研究を読むと、「ありがとう」という言葉は、
言霊を持っていて、とてもいい氣を送るそうです。



ということで、私の家には、見えるところに、
ありがとうカードのコレクション・コーナーがあります。


ありがとうカードのコレクション



このブログを読んで下さった方に、

「ありがとう。」



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