Friday, February 3, 2012

トリュフチョコレート

カナダの街は、ピンク、赤、ハートでいっぱい。

そうです、ここでもバレンタインが近づいてます。

十代のころや、20代前半では、この日はかなり張り切ってましたー。はい。

カナダのバレンタインは、たいてい男性が女性にプレゼントをあげるというのが、
風習です。子供の小学校では、
「バレンタインのカードを渡すのだったら、クラス全員に渡すこと。特別な人だけ
ということはしないように。」という決まりがあったりもします。。。

日本のバレンタインとは、違うんですねー、ちょっと。


バレンタインになると思い出すのが、チョコレート作り。料理の先生だった母と
一緒に、1000個ものトリュフチョコレートを作り、ラッピングして、
友達や親戚や会社の人に売る、ということをしてました。

だって、お店で買うと高いでしょー。だから、お友達は我が家のキッチンから出来た
トリュフを買ってくれてたんですねー。 好きな人にあげるんだったら、
心を込めてラッピングし直してあげてたり、会社の同僚や上司への義理チョコ
だったら、そのままあげたりしてたみたいです。

でも、1997年のバレンタインは、そうも行かなかったんです。母の体調が
すぐれず、チョコレートは作ったけれど、自分の分くらいで、1000個
作って売る、というエネルギーはなかったんです。

そして、その10日後(うーん、2週間後くらいかな。)に母は亡くなりました。

1年後、一人でチョコレートを作ってみたけど、(買いたいという人がいたし。)
でも、ぜんっぜん楽しくなくって、作るの止めたんです。


それからは、その頃の悲しい思い出とか思い出しちゃうし、
なんか作る氣がしなくて、レシピもほったらかし。

でも、今回日本に一人旅をして、そんな気持ち、最後の最後に残っていた、
喪に悲しむような気持ちがふっきれたんでしょうか、今日、お買い物に
行った時に、お店にならんだピンクや赤のハートをみて、
「あら、バレンタインか。チョコレートでも作るか。」ってなんか、自然に
気持ちが湧いて、14年前まで毎年作っていたトリュフチョコレートの
材料に手が伸びたんです。


レシピを引っぱりだして来て、子供達を呼んで、みんなで作りました。
14年振りだけど、コツは覚えてた。




試したい人、早めに家に来て下さ〜い!



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