Sunday, July 23, 2023

五島に来て、23日目


Facebook投稿 7月4日 2023年

ご縁があって、是非直傳靈氣を習いたいとおっしゃってくださる方がいて、
今日は直傳靈氣前期クラスの第一日目でした。

まだまだ引っ越したばっかりで、家の中の様子もよくわからないまま、
あるものを使って、即席でクラスの準備。
マッサージテーブルもないので、低い机に座布団を何枚も引いて、
その上にシーツをかぶせて、昔風(正座の高さでの手当て)の靈氣台。




みんなでお座敷に座って、講義。














カナダを離れて、しばらく靈氣から離れるかなと思っていた中、移住真っ最中でわちゃわちゃしてる中で、お話がトントンと進み、今日7月4日、医療ミスで命を失った父の47回目の命日に、五島で初クラス開催出来たのは、とても感慨深いです。縁を繋いでくれたワンちゃんに感謝です。

西洋医学はもちろん大事だけど、それだけに頼らないで、おうちで出来ることを広め続けなさい、と、あちらからパパが応援してくれているようでなりませんでした。
あれが手に入らない、これが売り切れた、そんなことはものともせず、靈氣療法はいつでもどこでも役に立つ。


江戸時代の日本の医療は、漢方や薬草が中心で、お医者様が往診するのが当たり前でした。病院という観念はなく、自宅療養で自宅で看取るのが当たり前だった昔。それは大変だろうけど、人間らしさがあると思うな。
直傳靈氣は、大正時代から伝わる古い家庭療法。自宅で出来ることの一つ。
てあて。


手を当てるって、ほんとに優しい。
触れる触れらる、目を見て話す、表情を読む、人として、失ってはいけない、失わせてはいけない、ほんとに大事なこと。



Thursday, July 20, 2023

*気分転換に観光気分と、湿気が強烈な件*

Facebook投稿 7月3日2023年
なんだかんだしてたら、日本に来てもうすでに1ヶ月が過ぎた。

五島に到着したのは6月12日。それから、役所のこととかで手間取いながら、入居した家とか整理整頓して、落ち着きたいのだけど、何せ末っ子は、1ヶ月だけの滞在だから、楽しませてあげたい。
掃除とか、買い物とかばっかりだったら、つまんないよね。


ということで、五島への移住という気持ちは、ちょっと横において、エイや!って観光気分に切り替える。

吹きガラス、ガラス細工、包丁作り、ペーパーナイフ作り、などなど、体験会の目白押し。ディズニーランドも楽しいかもしれないんだけど、私って、どちらかというと、こういうのにお金かけるのは全然惜しまない。楽しかった。




しかし、湿気がすごい。日本ってこんな湿気すごかったっけ?
23年前私が住んでた時も、こんなんだったけ?
暑くなる前に、日本に到着しといて、体を慣れさせようと、6月に来たのはいいものの、梅雨のこと考えてなかった。雨、雨、雨ー。しかも、チリワック近辺の霧のような雨じゃなくて、
ドーーーって降る。雷もすごい。 台風来たら、どうなるんだろうか。

湿気、98%って、あと2パーセントで水になるくらいジメジメ。
新鮮な空気を入れたくて、窓開けると、すぐにその辺にある紙とかが、しめーってしてきて、持ち上げると、シナッとする。洗ったお皿も、一晩おいててもまだ雫がついてて、乾いてない!
洗濯するタイミングがわからない。 干しても乾かない。
みんなどうしてるのー?私、昔、どうしてたっけ?カナダじゃ、外が雨でも、室内干ししたら、一晩でパリッと乾くけど、
洗濯の乾き方が、いまいち、これ、乾いてるのかな、という手触り。

梅雨のこと、すっかり忘れてた〜。


でも、湿気のおかげで、肌はツヤツヤしてる。

心落ち着かない日々の中

Facebook投稿 6月28日2023年

「日本に帰るんです。日本に戻ってきました。」
と言いつつ、日本がすっかり外国になってしまっていることに気が付く、毎日。
なんなら、
「日本語話せて良かった〜!」なんて当たり前のことで、喜んだりして(汗)




そんな中でも、すこーしずつ、なんか、ちょっと慣れてきた感がある瞬間もあって、
「あそこのスーパーまで、グーグルマップ使わないで行けた!」とか、
「機械での支払い、モタモタせずにできた!」
とか、
「地元の電気/配管屋さんに、電話してきてもらって、水漏れ直してもらえた!」
とか。
電話したら、一発で本物の人間が出てビックリした。とか。
そんなことで、いちいち喜んでます。 ちっさ〜。
去年は、五島に下見で来ました。
「見てみないとわかんないし。」
今年は、五島に住みに来ました。
「住んでみないとわかんないし。」



下見で来た時に、出会った方と、また再会することができて、本当にみなさん親切で、本当に本当に感謝です。


こんなの使えませんか?ってお下がりの電気ポットももってきてくれて、ついでに、
「人参の間引きをして、人参の葉っぱで天ぷら作ったから、お裾分けー。お皿もついでにもらってください。」
って。優しい〜、温かい〜。


心落ち着かない日々の中、こういう優しさにホッとしてる。
”人参の間引きをした葉っぱの天ぷら”のお裾分けの世界、私はかっこいいって思う。


靈氣やってた時は、靈氣の時間が、心落ち着く瞑想のような時間だったのだけど、今は、靈氣をする相手もいなくて、私がどんなにどんなに靈氣が大好きだったのか、改めて感じてる。
靈氣して欲しい人、この指止〜まれ。

ご挨拶の大切さと家の匂い

Facebook投稿 6月21日 2023年
見知らぬ土地に、見知らぬ街に、見知らぬ家に、引っ越してきた。日本語話せてラッキー、なくらいで、移住って相当大変だ。
まず最初にご挨拶しないといけない場所があったのに、住民票だの携帯だの、事務作業とに追われっぱなしな中、これだけはやっとかないと、と尋ねたのが、地区の神社。



これがまた、鳥居の下を車でくぐる、という、今までやったことのない神社への道のり。
頭の中が混乱。
鳥居の下って、頭下げて入るんじゃ?
鳥居の下の真ん中って、神様が歩くところなんじゃないの?
ましてや、車でくぐるって、いいの?
と思い、鳥居の横にあるじゃり広場に車を停めるものの、神社まで歩くと、結構遠い!
しかも、鳥居の後にもアスファルトの道あるし、車もあるし、この人たち、どうやって鳥居を通ってきたの?


ということで、その辺で庭仕事していたおじさんに、
「すいませーん!あそこの神社にお参りに行きたいんですけど、車はどこに置いたらいいですか?鳥居があるから、鳥居の横に置いたんですけど。」
「あー、あの鳥居の横は、誰の土地か知らんもんねぇ。あそこに置くよりも、神社の下に置いた方がよかよ。」
「でも鳥居の下、車でくぐっていいんですか?」
「あー、この辺に住んでる人は、みんな鳥居の下を車で通っとるよ。」
「横じゃなくて、下ですね?下?」
「そう、下。」

無事に、鳥居の下を車でくぐって、地区の神社に自己紹介をしてきました。
「この度カナダから引っ越ししてきました、岡崎真理と申します。私と家族を見守ってくださってありがとうございます。長年、靈氣療法を専門にやってきましたが、これからは、この場所で、新しいことを学ばせて頂こうと思い、思い切って引っ越しをしてきました。これからもよろしくお願いします。」

それから、家も。

家というのは、生活の基盤であって、なるべく心地の良い場所にしたい。とにかく、布という布は、引き剥がして、洗う。それだけでも、家の匂いが全然違ってくるのです。

古い家独特の匂いがあって、前の住人さんの匂いなのか、それとも、古い家の匂いなのか、五感が過敏になって、とにかく、初日は、だれかにみられ続けてるようで、一睡もできなかった。
全く居心地が悪い。
「だいか、あたらしか人のきたばい。だいやろか。ここに住むとやろか。」そんな声が聞こえてきそう。

あー、そっか、お家にもちゃんとご挨拶してなかった。


「岡崎真理と申します。カナダから引っ越してきました。これからこの家に住まわせて頂きますので、よろしくお願いします。」


そして、なんとなく他の物とごちゃごちゃ置かれてた、弥勒様と、大黒様&恵比寿様コンビを、ちゃんとした場所にお祭りしたら、それだけで家がスーッとして、臭いも気にならなくなり、なんか少しずつ居心地が良くなってきてる。


頂き物のバジルの赤ちゃんも植えて、ちょっとだけ草刈りして、(鎌をブンブン振るという、超アナログな草刈り)汗だくになって、気持ちよかった。




というお話でした。

現代人の生活の基盤の基準が、Wi-Fiがあるかどうかという件

 

Facebook投稿、 6月21日 2023年
さて、五島に来て、1週間が経ちました。怒涛のような毎日、住民票ゲットのために、何度も市役所に行き、携帯の契約のために、支店に出向いちゃ返され、オンラインで契約しちゃ却下され、なんだかうまくいかないなぁと思っている中でも、ちゃんと良いことあってるんです。

新しい住居に入居するにあたって、携帯の契約が出来ないのなら、Wi-Fiだけは確保しておかなければ、と思い、前もって、地元の五島テレビさんに「〇〇日に引っ越しますので、その日にWi-Fi接続してもらえますか」という、リクエストを出していたものの、お返事が来ないまま、入居の日になってしまった。

それまでは、宿泊先のWi-Fiを使えていたので、なんとか連絡とかは取れてたのだけど、新しい住居は、電気と水道だけは基本料金ですでに通っていて、ガスはすぐつなげるらしい、という情報のみで、果たしてWi-Fiがつなげられる地区なのかどうかも、知らない。


Wi-Fiがないって、こんなに不安なわけ? 私、完全に現代病。なんか、世界との臍の緒をちぎられるような、生命線をたたれるような、そんな不安な感じ。 どうしよう、どうしよう。レンタルWi-Fiを契約すると、離島なので、到着までに時間がかかるらしいし。 チリワックの家でなら、お友達いるし、なんかあったら、歩いてご近所に行けば、なんとかなる。引っ越してきたばかりの今は、お隣にどなたが住んでるかも、知らない。  

ま、不安になるのも当たり前だけど、でも、不安。

そんな不安を抱えながら、家に到着して、窓という窓を開けて、とりあえずいるものを揃えるためにショッピングリストを作って、いざ街の方に行こう、と車を出したら、あちらから来るのは、「五島テレビ」
って書いた車。
「あ、あの会社!私が連絡取ろうと思ってて、今から事務所に直接行って(電話がないので、全て直接交渉のみ)、
質問しようと思ってたから、ちょっと話してくる!
追いかけるように、その車を止めて、
「すいませーーーん!今から五島テレビさんの事務所に行こうと思ってたのですが、車を見かけたから。
Wi-Fiって、予約したらすぐに繋がるものですか?」
って聞いたら、
「そうですね、家の回線とかチェックせんといかんですから、すぐできるか、工事が必要か見らんとねぇ。」
「あの家なんです、すぐそこなんです。ちょっと、見てもらえませんか?今日引っ越してきたばかりで。」
「。。。あ、オカザキさんですか?」
「え?はい?」
「今日は、オカザキさんとこに、予約の入っとるんですけど。メールで連絡させてもらってると
思うんですけど。今日でよかったですか?今出かけるなら、また出直さんといかんからですね。」
「いや!はい!今日、今、お願いします!メール届いてなかったけど、今してくれるんだったら、今お願いします!」
あっぶなー!もうちょっと早くお買い物に出てたら、アウトだった!
私って、ラッキー!やっぱり導かれてる。(とすぐに楽観的になる)

見知らぬ街、新しい家に引っ越すということが、想像以上に心を揺さぶっているのだけど、こういう瞬間に
守られている感を感じる、というお話でした。

あ、ところで、無事に携帯繋げること出来ました!1週間かかり、事務作業に2時間かかった。

変化という痛み

Facebook投稿 2023年6月17日

いやー、想像を100%遥かに超えて、移住って大変。出産で言うのなら、陣痛の真っ最中。後には引けないけど、無理に先走りも出来なくて、途中でヒーヒー言ってる感じ。

私の場合は、ただの移住ではなかったらしい。私の人生の追跡が出来ないがために、住民票がなかなか取れなかった。(今は取れたけど)
カナダで生まれ、長崎で育ち、横浜に本籍があり、カナダに23年在住し、なんの繋がりもない五島列島に、カナダから直行で移住。
五島市役所の方も、異例中の異例ということで、オタオタ。
よく聞く、Uターン移住(元々島育ちの人が島に帰る場合)とか、Iターン(島と関係のない方が、島外から移住してくる場合)とか、孫ターン(祖父母が島の方で、お孫さんが移住してくる場合)ってあるけど、私の場合は、大きく言うと、Zターン!(聞いたことないかも)
カナダ生まれで、日本で育ち、カナダで大人の大半の時期を過ごして、日本に帰る。ジグザク。
カナダのお友達や親戚は、また帰ってくることを願っているので、そうなるとWターンか。


問題は、住所がないと電話の契約が取れない。電話が使えないと、私のような異例の住所移動ができない。誰かの電話を借りて、
「私に連絡したい場合は、このかたに電話してください。」と伝え、
連絡が来た時には、その電話の持ち主が、
「真理さん、連絡きたので、こちらにきてお電話返してあげてください。」
と伝言が入り、ほんの30秒だけの電話のために、6、7分かけてそこまで出向き、また返事待ちの場合は、その電話の前で待つ。という、超昭和初期な電話ゲーム。


書類が足りないだの、法律が変わったからだの、あーだこーだ言いながら、5日かけてようやっと住民票ゲット。


やっと正式に長崎県民、五島列島福江島の、島民(とうみんと読む)、ちなみに五島はごしまではなく、ごとうです。黒猫大和の宅急便さんもゴシマと行っていたので、驚きました。
住民票が取れたら、国民健康保険と国民年金の手続き。


日本を離れたのが、私が27歳の時。大手商社に勤めていたので、こういう公的なことは、全部会社がやってくれていたので、全く知らないので、オタオタ。


そして、やっと携帯電話💦
携帯電話屋さんにも、3度もお邪魔して。
予約してからきてくださいと言われるのだけど、予約するための電話がないんですー。っていうと、「どゆこと?」って顔。
書類を揃えてきてくださいって言われて、パスポートを身分証明書として持って行ったら、これも却下。パスポートは、身分証明書にはならないらしい。世界最強の日本のパスポート持ってるのに、日本じゃ使えないって、どゆこと?
で、データ用のSIMカードだけの販売も、聞いたことがないって。いや、空港でいっくらでも売ってるのに。天下のdocomoがそんな対応出来ないんだ。


何もかも、うまくいかなくて、もうめげそう。


と思ってるところに、奇跡の一言、
「真理さんは、パイオニアなんだよ。パイオニアって、先端行ってるから、後からついてくる人のために、今色々試行錯誤して、次の人に教えてあげれるように訓練中なんだよ。」


パイオニア、それはいい響きで、よしやったる、って思った今日でした。

Sunday, July 16, 2023

いよいよ五島列島

Facebook投稿 2023年6月14日

末っ子は無事に到着。
スーツケース二つ押して、到着出口から、1人で出て来た時には、
「おーーー、よくやった!」

内向的な末っ子は、お兄ちゃんたちもやったことない国際線の一人旅、その笑顔の裏には、何か達成感を感じました。

そしていよいよ目的地の五島列島。

もうすでに地元の方の優しさに感動🥹

去年出会った地元の若い英語のALTの先生は、一回しか会ったことないのに、到着出口でサイン持って歓迎してくれて。

車屋さんのイケメンのお兄さんは、タクシーの運ちゃんでも旅行会社の方でもないのに、飛行場まで迎えに来てくれ、シブいホンダのマニュアル軽バンをゲット。

車屋さんのお母さんは、えーーーカナダから移住ってー!ってビックリされて、
「必要なもの揃えないといけないでしょ」
って、ガサゴソガサゴソ、トイレットペーパーにサランラップに地元専用のゴミ袋にタオル。
さすが先輩主婦は、主婦の喜ぶものわかってらっしゃる🤭

で、宿泊先に到着したら、オーナーさんの家族が、きゅうりを1本、ズッキーニを1本、ちっさめのジャガイモ4個という、超可愛い歓迎ギフトを部屋まで持って来てくれて、もう、親切シャワーで洗礼。

しーかーしー、住民票の移動が出来てない。23年も海外に住んでたことが、思ったより、手強いハードルになっている。住民票が移動出来ないってことは、私はただいまホームレスです。

ってことは、携帯の契約も、インターネットの契約も出来ないのです。地元の銀行口座がないと、地元でのいろんな契約が出来にくい。(地元の方にご理解いただいて、なんとか出来てる)
銀行口座を開くためには、電話番号がないと。
海外のクレジットカードは、詐欺防止でちょくちょく却下される。
電話番号をゲットするためには、住民票。住民票をゲットするためには、住所と電話番号が必要で、どーすりゃいいの?

まっぱじめから、めげそうになる問題にぶち当たり、もちろん不安もあるけど、こういう大きな決断には、つきものなのかな。

きゅうりとか、ちっちゃなハート型の石ころで応援されてる🥹