Thursday, July 20, 2023

現代人の生活の基盤の基準が、Wi-Fiがあるかどうかという件

 

Facebook投稿、 6月21日 2023年
さて、五島に来て、1週間が経ちました。怒涛のような毎日、住民票ゲットのために、何度も市役所に行き、携帯の契約のために、支店に出向いちゃ返され、オンラインで契約しちゃ却下され、なんだかうまくいかないなぁと思っている中でも、ちゃんと良いことあってるんです。

新しい住居に入居するにあたって、携帯の契約が出来ないのなら、Wi-Fiだけは確保しておかなければ、と思い、前もって、地元の五島テレビさんに「〇〇日に引っ越しますので、その日にWi-Fi接続してもらえますか」という、リクエストを出していたものの、お返事が来ないまま、入居の日になってしまった。

それまでは、宿泊先のWi-Fiを使えていたので、なんとか連絡とかは取れてたのだけど、新しい住居は、電気と水道だけは基本料金ですでに通っていて、ガスはすぐつなげるらしい、という情報のみで、果たしてWi-Fiがつなげられる地区なのかどうかも、知らない。


Wi-Fiがないって、こんなに不安なわけ? 私、完全に現代病。なんか、世界との臍の緒をちぎられるような、生命線をたたれるような、そんな不安な感じ。 どうしよう、どうしよう。レンタルWi-Fiを契約すると、離島なので、到着までに時間がかかるらしいし。 チリワックの家でなら、お友達いるし、なんかあったら、歩いてご近所に行けば、なんとかなる。引っ越してきたばかりの今は、お隣にどなたが住んでるかも、知らない。  

ま、不安になるのも当たり前だけど、でも、不安。

そんな不安を抱えながら、家に到着して、窓という窓を開けて、とりあえずいるものを揃えるためにショッピングリストを作って、いざ街の方に行こう、と車を出したら、あちらから来るのは、「五島テレビ」
って書いた車。
「あ、あの会社!私が連絡取ろうと思ってて、今から事務所に直接行って(電話がないので、全て直接交渉のみ)、
質問しようと思ってたから、ちょっと話してくる!
追いかけるように、その車を止めて、
「すいませーーーん!今から五島テレビさんの事務所に行こうと思ってたのですが、車を見かけたから。
Wi-Fiって、予約したらすぐに繋がるものですか?」
って聞いたら、
「そうですね、家の回線とかチェックせんといかんですから、すぐできるか、工事が必要か見らんとねぇ。」
「あの家なんです、すぐそこなんです。ちょっと、見てもらえませんか?今日引っ越してきたばかりで。」
「。。。あ、オカザキさんですか?」
「え?はい?」
「今日は、オカザキさんとこに、予約の入っとるんですけど。メールで連絡させてもらってると
思うんですけど。今日でよかったですか?今出かけるなら、また出直さんといかんからですね。」
「いや!はい!今日、今、お願いします!メール届いてなかったけど、今してくれるんだったら、今お願いします!」
あっぶなー!もうちょっと早くお買い物に出てたら、アウトだった!
私って、ラッキー!やっぱり導かれてる。(とすぐに楽観的になる)

見知らぬ街、新しい家に引っ越すということが、想像以上に心を揺さぶっているのだけど、こういう瞬間に
守られている感を感じる、というお話でした。

あ、ところで、無事に携帯繋げること出来ました!1週間かかり、事務作業に2時間かかった。

変化という痛み

Facebook投稿 2023年6月17日

いやー、想像を100%遥かに超えて、移住って大変。出産で言うのなら、陣痛の真っ最中。後には引けないけど、無理に先走りも出来なくて、途中でヒーヒー言ってる感じ。

私の場合は、ただの移住ではなかったらしい。私の人生の追跡が出来ないがために、住民票がなかなか取れなかった。(今は取れたけど)
カナダで生まれ、長崎で育ち、横浜に本籍があり、カナダに23年在住し、なんの繋がりもない五島列島に、カナダから直行で移住。
五島市役所の方も、異例中の異例ということで、オタオタ。
よく聞く、Uターン移住(元々島育ちの人が島に帰る場合)とか、Iターン(島と関係のない方が、島外から移住してくる場合)とか、孫ターン(祖父母が島の方で、お孫さんが移住してくる場合)ってあるけど、私の場合は、大きく言うと、Zターン!(聞いたことないかも)
カナダ生まれで、日本で育ち、カナダで大人の大半の時期を過ごして、日本に帰る。ジグザク。
カナダのお友達や親戚は、また帰ってくることを願っているので、そうなるとWターンか。


問題は、住所がないと電話の契約が取れない。電話が使えないと、私のような異例の住所移動ができない。誰かの電話を借りて、
「私に連絡したい場合は、このかたに電話してください。」と伝え、
連絡が来た時には、その電話の持ち主が、
「真理さん、連絡きたので、こちらにきてお電話返してあげてください。」
と伝言が入り、ほんの30秒だけの電話のために、6、7分かけてそこまで出向き、また返事待ちの場合は、その電話の前で待つ。という、超昭和初期な電話ゲーム。


書類が足りないだの、法律が変わったからだの、あーだこーだ言いながら、5日かけてようやっと住民票ゲット。


やっと正式に長崎県民、五島列島福江島の、島民(とうみんと読む)、ちなみに五島はごしまではなく、ごとうです。黒猫大和の宅急便さんもゴシマと行っていたので、驚きました。
住民票が取れたら、国民健康保険と国民年金の手続き。


日本を離れたのが、私が27歳の時。大手商社に勤めていたので、こういう公的なことは、全部会社がやってくれていたので、全く知らないので、オタオタ。


そして、やっと携帯電話💦
携帯電話屋さんにも、3度もお邪魔して。
予約してからきてくださいと言われるのだけど、予約するための電話がないんですー。っていうと、「どゆこと?」って顔。
書類を揃えてきてくださいって言われて、パスポートを身分証明書として持って行ったら、これも却下。パスポートは、身分証明書にはならないらしい。世界最強の日本のパスポート持ってるのに、日本じゃ使えないって、どゆこと?
で、データ用のSIMカードだけの販売も、聞いたことがないって。いや、空港でいっくらでも売ってるのに。天下のdocomoがそんな対応出来ないんだ。


何もかも、うまくいかなくて、もうめげそう。


と思ってるところに、奇跡の一言、
「真理さんは、パイオニアなんだよ。パイオニアって、先端行ってるから、後からついてくる人のために、今色々試行錯誤して、次の人に教えてあげれるように訓練中なんだよ。」


パイオニア、それはいい響きで、よしやったる、って思った今日でした。

Sunday, July 16, 2023

いよいよ五島列島

Facebook投稿 2023年6月14日

末っ子は無事に到着。
スーツケース二つ押して、到着出口から、1人で出て来た時には、
「おーーー、よくやった!」

内向的な末っ子は、お兄ちゃんたちもやったことない国際線の一人旅、その笑顔の裏には、何か達成感を感じました。

そしていよいよ目的地の五島列島。

もうすでに地元の方の優しさに感動🥹

去年出会った地元の若い英語のALTの先生は、一回しか会ったことないのに、到着出口でサイン持って歓迎してくれて。

車屋さんのイケメンのお兄さんは、タクシーの運ちゃんでも旅行会社の方でもないのに、飛行場まで迎えに来てくれ、シブいホンダのマニュアル軽バンをゲット。

車屋さんのお母さんは、えーーーカナダから移住ってー!ってビックリされて、
「必要なもの揃えないといけないでしょ」
って、ガサゴソガサゴソ、トイレットペーパーにサランラップに地元専用のゴミ袋にタオル。
さすが先輩主婦は、主婦の喜ぶものわかってらっしゃる🤭

で、宿泊先に到着したら、オーナーさんの家族が、きゅうりを1本、ズッキーニを1本、ちっさめのジャガイモ4個という、超可愛い歓迎ギフトを部屋まで持って来てくれて、もう、親切シャワーで洗礼。

しーかーしー、住民票の移動が出来てない。23年も海外に住んでたことが、思ったより、手強いハードルになっている。住民票が移動出来ないってことは、私はただいまホームレスです。

ってことは、携帯の契約も、インターネットの契約も出来ないのです。地元の銀行口座がないと、地元でのいろんな契約が出来にくい。(地元の方にご理解いただいて、なんとか出来てる)
銀行口座を開くためには、電話番号がないと。
海外のクレジットカードは、詐欺防止でちょくちょく却下される。
電話番号をゲットするためには、住民票。住民票をゲットするためには、住所と電話番号が必要で、どーすりゃいいの?

まっぱじめから、めげそうになる問題にぶち当たり、もちろん不安もあるけど、こういう大きな決断には、つきものなのかな。

きゅうりとか、ちっちゃなハート型の石ころで応援されてる🥹














日本に到着 

Facebook投稿 2023年6月4日 
数日前に無事に日本に到着しました!

23年前、日本を離れてカナダに拠点を移してからというもの、姉宅が私の実家となり、里帰りの場所を提供してくれていました。
2〜3年に一回、短い期間しか帰れなかったけど、私の息子たちにとっては、姉の家は、子供の頃からの思い出のいっぱい詰まった場所です。
でも、今回は、いつもの里帰りとは、ちょっと違う。
2021年12月に、もう一度、日本で暮らしたい。何かやり残していることがある気がする。何かもっと学べることがある気がする。もっと息子たちに残せるものがある気がする。
そんな思いが湧いてきました。
いろんな思いがあって、決めたのです。
23年暮らしたチリワックは、私のホームと言える場所。安定した生活、たくさんの友達のいる場所、家族のいる場所、私の魂を育ててくれた場所、そこを離れることには、相当な勇気がいりました。
ワクワクとハラハラ、その間のいろんな感情が入り混じっているこの感覚。
確か、23年前に、たった一人でカナダの地に降り立ったのと似ている気がする。将来のことが全然わからないのだけど、全く新しい生活を始めることに確信を持っている。
確信のないことに対する確信。
来年、残りの家族を呼び寄せられる場所を作るために、まずは、私が日本に来て生活の基盤を作り始る第一歩。
男3人を残してきたけど、どうやら上手くいっているみたい。
こんなに美味しそうな晩御飯を、3人で食べてる。
ウルウル。



Saturday, July 15, 2023

最後の晩餐 Facebook 投稿 2023年5月31日

 明日の出発を控えて、家族5人で最後の晩餐。


それもそうなのですが、ふと考えると、長男と一緒に住むのは,

これでもしかしたら最後かもしれない、と思うと、涙が

🥲
普通の家庭だったら、子供が巣立つんだけど、
なんかいっつも逆張りな我が家は、もちろん、親が巣立つ。

最後に息子たちに靈授をして、病気や怪我の時には、すぐに手を当てて、私に連絡しなさい、遠隔靈氣するからと伝えました。

長男くん、私を母に選んでくれてありがとう。

21年間、私を育ててくれて、ありがとう🥹🥹🥹




『今しか出来ないこと』 Facebook 投稿より 2022年10月28日

 『今しか出来ないこと』 Facebook 投稿より 2022年10月28日

私は、カナダで生まれて、日本で育って、カナダに移住して、と言う
人生を送ってきました。
気がつくと、
カナダ2年
日本25年
カナダ23年
と、日本歴25年、カナダ歴25年と言う、2022年で、ちょうど半々に
なってた。
生まれた国、カナダに最期は灰をまいてもらうだろうなぁと思ってた。
が、
色んな色んな、複雑に絡み合った「思い」があって、今しか出来ないこと、考えた。
「よし!」
日本にまた住む!
今年、五島に滞在した時に1週間宿泊させて頂いた、お宿のオーナーさんに
こんな素敵な動画を作ってもらいました。良かったら観てください!
おかえりーって言われるのか、いらっしゃーい、って言われるのか、
なんで今更帰ってくるの?って言われるのか、
行かないでーって言われるのか、
いやー、せいせいしたーって言われるのか、
そんなことを考えていると、何も進まないので、
まずは、有言実行の第一歩で、ご報告まで。

Zターン移住、始まりました!

 このブログ、最後に書いたのは2013年。


今は、2023年。


このブログページがまだ生きているのに、びっくりした〜。


この10年いろんなことがあって、ものすごく充実していて、すごく安定していたのだけど、


いろんな思いがあって、2023年6月から、日本へ移住することになりました。

巷では、移住の話が出ると、Uターンとか、Iターンとか、そういう言葉がありますね!

Uターンは、その土地出身で、一回地方からどっかに出て、戻ってきた方。

Iターンは、その土地出身じゃなくて、繋がりもないのにどっかから引っ越してきた方。


私の場合は、Iターンなんだけど、大きくいうとZターン!


カナダで生まれて、日本で育って、カナダに23年住んで、日本に戻ってきた。ジグザグしてるから、Zターン。


Facebookにも、ちょこちょこ投稿しているのだけど、もっと多くの方に見てもらいたくて、このブログを生き返らせることにしました!


自分の日記でもあるから、徒然なるままに、書いていこうと思います。


そしたら、そのうち、本になるかもね!