カナダの街は、ピンク、赤、ハートでいっぱい。
そうです、ここでもバレンタインが近づいてます。
十代のころや、20代前半では、この日はかなり張り切ってましたー。はい。
カナダのバレンタインは、たいてい男性が女性にプレゼントをあげるというのが、
風習です。子供の小学校では、
「バレンタインのカードを渡すのだったら、クラス全員に渡すこと。特別な人だけ
ということはしないように。」という決まりがあったりもします。。。
日本のバレンタインとは、違うんですねー、ちょっと。
バレンタインになると思い出すのが、チョコレート作り。料理の先生だった母と
一緒に、1000個ものトリュフチョコレートを作り、ラッピングして、
友達や親戚や会社の人に売る、ということをしてました。
だって、お店で買うと高いでしょー。だから、お友達は我が家のキッチンから出来た
トリュフを買ってくれてたんですねー。 好きな人にあげるんだったら、
心を込めてラッピングし直してあげてたり、会社の同僚や上司への義理チョコ
だったら、そのままあげたりしてたみたいです。
でも、1997年のバレンタインは、そうも行かなかったんです。母の体調が
すぐれず、チョコレートは作ったけれど、自分の分くらいで、1000個
作って売る、というエネルギーはなかったんです。
そして、その10日後(うーん、2週間後くらいかな。)に母は亡くなりました。
1年後、一人でチョコレートを作ってみたけど、(買いたいという人がいたし。)
でも、ぜんっぜん楽しくなくって、作るの止めたんです。
それからは、その頃の悲しい思い出とか思い出しちゃうし、
なんか作る氣がしなくて、レシピもほったらかし。
でも、今回日本に一人旅をして、そんな気持ち、最後の最後に残っていた、
喪に悲しむような気持ちがふっきれたんでしょうか、今日、お買い物に
行った時に、お店にならんだピンクや赤のハートをみて、
「あら、バレンタインか。チョコレートでも作るか。」ってなんか、自然に
気持ちが湧いて、14年前まで毎年作っていたトリュフチョコレートの
材料に手が伸びたんです。
レシピを引っぱりだして来て、子供達を呼んで、みんなで作りました。
14年振りだけど、コツは覚えてた。
試したい人、早めに家に来て下さ〜い!
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