Sunday, February 26, 2012

魂で会話するということ 3

昨日とおとといのセッションは、リアンにとっても、私にとっても
不思議な体験だった。
今日のリアンは、なんとなく疲れている感じがするんだけど、どうしたのかな。


背中の筋肉の引きつりのせいで、立つことも歩くこともできなくなって、
もう3〜4日たつ。排尿の方は、管を通してすませられるものの、排便の方は
誰かに手伝ってもらわないと出来ない。
なので、昨晩、ダンナ様に手伝ってもらったけど、とにかく大変だったらしい。


健康だった人が、立てなくなってしまった為に人に排便を手伝ってもらわないといけない
ということは、そうとうショックな出来事だと思うし、手伝う方も大変だと思う。
看護婦さんのように、慣れているわけでもないし。


そんなことがあって、ちょっと落ち込んでいるらしい。


とにかく、私に出来ることは靈氣だけ。いつも通り、施術を始めた。


やっぱり、2〜3分すると、リアンは口をポカンと開けて、ぐっすりと眠ってしまった。


どうやら、今日は魂の会話はなさそう。すっかり眠ってしまっているし、私も
心静かに靈氣を楽しもう。と心が落ち着き始めた時、なんとなく、誰かが話しかけて
いるような感じがするんです。
声が聞こえるわけじゃないんだけど、私の脳みそが誰か違う人の脳みそと入れ替わった
みたいに、自分が考えることとは全く違う考えが、ポンポン入ってくる。


「なんなんだろう?」
って思いながら、頭の中で、
「あなたは、誰?」って聞いたら、答えはなし。でも、この男の人のような、ある物の
ような感覚は、私の頭にポンポンと考えを送り込んでくる感じがするんです。


ーリアンが生き延びるのだったら、今までとは正反対の生活になる。それでもいいのか。
ー元気な時の私は、あれが出来たのに、これが出来たのに、と比べることは許されない。
ー何も出来ない自分に罪悪感は一切もっては行けない。
ーおまけで与えられる人生なのだから、何に対しても感謝が出来るか。


などなど、生きることに関する契約文書みたいな感じ。それから、


ー死んだとしたら、一切それに罪悪感をもってはいけない。
ー死んだら、必ずあちらの世界に入ること。この世界でウロウロしていては
なんの役にもたたない。
ー自分の弱さで死んだとは思ってはいけない。役目を果たしたと思うこと。
ー子供には、死ぬ前に、死ぬということを出来るだけ説明すること。


などなど、死ぬことに関する契約文書みたいな感じのことも、ポンポン入ってくる。


なんとなく、生きるのも死ぬのも、リアン次第ってことを言ってる感じ。
小さなことに感謝出来る生き方ができるのなら、もう少しこの世界での人生を
与えよう。死ぬことを選ぶのだったら、その決断に100%満足してから死になさい、
って伝えている感じ。


これを、リアンに伝えなさい、伝えなさい、って命令されている感じなんです。


そんな、生きるならこれをしなさい、死ぬならこれをしなさい、って私が
言える立場じゃないし、そんなこと、生死をさまよっている人に、話しても
いいものか、緊張してドキドキしてしまう。


これを読んでいる人は、私の氣がふれてしまったのではないかって思うかも
しれないけど、いいんです。こんな感じが本当にしたから。




施術が終わって、スッと目を開けたリアンに
「今日はどうだった?」
って聞いたら、
「今日は、すっかり眠ってしまったみたい。昨日みたいなことは
なかったわ。マリは?」


と聞かれて、ちょっと言葉に詰まってしまった。
本当に、伝えていいのかな、って思うと、緊張してドキドキして暖かかった手が
スーッと氷のように冷たくなってしまった。


「うーん、どうやって言葉にしていいのかわからないけど、伝えた方が
良さそうな氣がすることがある。」
って言ったら、リアンは、
「何でもいいから、遠慮なく話して。」
と言ってくれた。


だから、生きるならこういう人生、死ぬならこれをしなさい、ってことが伝わって来て、
それをリアンに伝えなさいって命令された感じがした、ということを全て伝えてみた。


そしたら、リアンは、
「私も同じこと考えてた。もし生きるなら、今までとは全く違う人生を
送る。死ぬことの方が簡単な感じがする。」
などなど。




本当に、この数日の靈氣のセッションでは、人生を考えさせられるセッションで、
私も今までになく随分学ぶことが出来てる感じがする。





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