Thursday, July 20, 2023

ご挨拶の大切さと家の匂い

Facebook投稿 6月21日 2023年
見知らぬ土地に、見知らぬ街に、見知らぬ家に、引っ越してきた。日本語話せてラッキー、なくらいで、移住って相当大変だ。
まず最初にご挨拶しないといけない場所があったのに、住民票だの携帯だの、事務作業とに追われっぱなしな中、これだけはやっとかないと、と尋ねたのが、地区の神社。



これがまた、鳥居の下を車でくぐる、という、今までやったことのない神社への道のり。
頭の中が混乱。
鳥居の下って、頭下げて入るんじゃ?
鳥居の下の真ん中って、神様が歩くところなんじゃないの?
ましてや、車でくぐるって、いいの?
と思い、鳥居の横にあるじゃり広場に車を停めるものの、神社まで歩くと、結構遠い!
しかも、鳥居の後にもアスファルトの道あるし、車もあるし、この人たち、どうやって鳥居を通ってきたの?


ということで、その辺で庭仕事していたおじさんに、
「すいませーん!あそこの神社にお参りに行きたいんですけど、車はどこに置いたらいいですか?鳥居があるから、鳥居の横に置いたんですけど。」
「あー、あの鳥居の横は、誰の土地か知らんもんねぇ。あそこに置くよりも、神社の下に置いた方がよかよ。」
「でも鳥居の下、車でくぐっていいんですか?」
「あー、この辺に住んでる人は、みんな鳥居の下を車で通っとるよ。」
「横じゃなくて、下ですね?下?」
「そう、下。」

無事に、鳥居の下を車でくぐって、地区の神社に自己紹介をしてきました。
「この度カナダから引っ越ししてきました、岡崎真理と申します。私と家族を見守ってくださってありがとうございます。長年、靈氣療法を専門にやってきましたが、これからは、この場所で、新しいことを学ばせて頂こうと思い、思い切って引っ越しをしてきました。これからもよろしくお願いします。」

それから、家も。

家というのは、生活の基盤であって、なるべく心地の良い場所にしたい。とにかく、布という布は、引き剥がして、洗う。それだけでも、家の匂いが全然違ってくるのです。

古い家独特の匂いがあって、前の住人さんの匂いなのか、それとも、古い家の匂いなのか、五感が過敏になって、とにかく、初日は、だれかにみられ続けてるようで、一睡もできなかった。
全く居心地が悪い。
「だいか、あたらしか人のきたばい。だいやろか。ここに住むとやろか。」そんな声が聞こえてきそう。

あー、そっか、お家にもちゃんとご挨拶してなかった。


「岡崎真理と申します。カナダから引っ越してきました。これからこの家に住まわせて頂きますので、よろしくお願いします。」


そして、なんとなく他の物とごちゃごちゃ置かれてた、弥勒様と、大黒様&恵比寿様コンビを、ちゃんとした場所にお祭りしたら、それだけで家がスーッとして、臭いも気にならなくなり、なんか少しずつ居心地が良くなってきてる。


頂き物のバジルの赤ちゃんも植えて、ちょっとだけ草刈りして、(鎌をブンブン振るという、超アナログな草刈り)汗だくになって、気持ちよかった。




というお話でした。

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