Tuesday, November 7, 2023

ブログを移行しました!

 しばらくぶりに書いてます。


日本に移ってきてから、もうすぐ5ヶ月になります。

とにかく、何もかもゼロからのスタートだから、

この数ヶ月、マーケティングの方に力を入れており、

ブログも、日本語と英語一緒のページにしようとか、

もっとアクセスの高いリンクの方がいいのではと思い、

こちらに移行しました。


https://ameblo.jp/okazakimari/ 


登録していだたくと嬉しいです!


引き続き、応援ありがとうございます!


岡崎真理

Wednesday, August 16, 2023

*久々のお盆、初めての富江町山下でのお盆*

五島に引っ越して来て、8月15日でちょうど2ヶ月。 初盆でした。 初盆と言っても、誰かの初盆ではなく、私にとって、富江町山下でのお盆を初めて経験したという意味の、初盆。 普通だったら、自分の実家のお墓参りをすべき時期なのだけど、カナダで23年過ごしていた私は、もう実家もなく、毎年帰れるわけでもなかったので、その代わりに毎日ご先祖様へのお声掛けは欠かさないようにしていました。 だから今更「お盆だから」と言ってお墓参りするよりも、今出来る経験を大切にしたい、そういう思いで、あえて実家のあった長崎に帰らず、富江町に残ってみました。 五島のお盆は、里帰りと観光客で、地元のお店やレストラン、カフェとかも、大忙しです。良いことです😀 私がお手伝いしている、近くの商店も、お弁当作りで早朝から大忙し。 私が担当を任されたのは、巻き寿司。巻き寿司を永遠に巻き続けること、4時間。。。。 私よりも20才以上年上のお姉さんたち、マジで体力あり過ぎー💦  「よどれたろ?」 「くわしかねー」 と、聞きなれない方言が飛び交って、いちいちそれはどういう意味ですか? と聞く私。そうすると、お姉さんたちは嬉しそうに方言の意味を教えてくれます。 「よどれたろ?」は、もう飽きたでしょ?って意味で、 「くわしかね」は、上手だね、って意味だそうです。 巻き物ばっかりで飽きたでしょ。でも上手に巻いてるね。 で、さらに汚い方言を喜んで教えてくれたお姉さん、 「よどれはっかぶった」 と言う聞いたこともない表現ですがこれは 「ヘドを吐くほど飽きてしまう」という意味らしい(笑) はい、巻き物を4時間巻き続けた私、よどれはっかぶりました(汗) そして 「今日の夜はどがんですか?富江のお盆ば見に来んですか?みんなでお墓に行きますけん。オネオンデも見るっけん。晩御飯も一緒に食べんですか?山下におるうちに、色々経験ばせんですか?」 (字幕スーパー:今晩用事ありますか?富江のお盆を見に来ませんか?みんなでお墓に行って、オネオンデも見えるだろうから。晩御飯も一緒に食べましょうね。山下に住んでる間に、色んな経験をするといいですよ。) とおかみさんからのお誘い。 このおかみさんは、昭和初期の漫画からそのまま飛び出て来たような、お茶目で優しくて強そうで、食器用洗剤を「チャーミーグリーン」と呼ぶ肝っ玉母さん。 「あっちの通りばまーっすぐ行ったら、墓が見えますけん、そこに来てください。そのあと家にどーぞ。」 あっちの通りも、お墓の位置も知らず、どこに住んでるかも知らず、その言葉を信じて、 「あっちの道をまっすぐって、ここかなぁ。」と思いながらハコくんでドライブしてみたら、 「いた!」 おかみさんの道案内はホントだった(笑)




で、お線香をあげさせて頂き、そこにどーぞ座ってくださいと。 花火をするわけでも、おしゃべりするわけでもなく、ずーっと1時間くらい、何かを待ってる様子。
ご親戚の中で、息子と二人で、かなりアウェイ感を感じながらも、うーん、なんだろうなぁこの空間は、と思って恐る恐る 「誰かを待っていらっしゃるのですか?」 と聞いたら 「提灯の中の蝋燭の消えんば行けんけん。」 (提灯の中にある蝋燭が消えるまでは行けないからね。) あー、そういうことか! お盆で帰ってきたご先祖様の魂を、きちんと迎え入れるために、蝋燭の火が消えるまで待つ。 そして、オネオンデと言う古くから伝わる踊りも見ることが出来ました。昔は、 「出ておいで」と言う意味で、農家さんたちが種まきの後に豊作を願って踊っていたそうですが、今は初盆のお墓の前で亡くなった方達の為に踊るそうです。

こう言う古い文化、ずっと残ってて欲しいですね☺️  

良い経験させて頂きました🙏 

*太鼓デビューの息子がカッコ良過ぎた話*

富江祭りに行って来ました。


6月12日に五島に引っ越して来て、7月頭から参加している、富江バラモン会の倭寇太鼓。

毎週のお稽古からあまりに楽しそうに帰ってくるので、
「私も参加しようかな。」
と言うと、
「富江祭りで見て欲しいから、それまで待って。」
と息子。
1ヶ月半練習して、昨日がデビューだったので、目の前の一列目を陣取りました。



。。。🥹 かっこいい。。。


体中に響く太鼓の振動と共に、太鼓を叩く息子の姿に、ジーーーーンとこの2ヶ月とか人生とか振り返って何か込み上げるものがありました。



5分ものですので、
良かったらYouTubeでもどうぞ。
そして締めくくりは、花火。
母が大好きだった夏の風物詩。花火の下で、きれいー、きれいー!って大はしゃぎする母の声が聞こえそうで、23年ぶりに日本の花火を見れたの、ほんとに嬉しかった。
心を打った1日でした。




*息子が富江祭りデビューのお話*


一緒に五島で住んでる19歳の息子。
カナダ人の主人と、日本人の私の間に生まれた、ハーフくん。
3人の息子たちとは、私が日本語で話しかけ、英語で返事をするという会話方式。 「ん?」って顔をされると、私が英語に切り替えて、会話が続く、という感じ。
生まれも育ちもカナダで、同じ家で育ち、引っ越しもしたことない。 そんな息子が、今回五島に長期滞在という名目で一緒に住んでくれています。 慣れない国、慣れない言葉、慣れない天候、苦手な虫との戦いで、私と共に、最初はケチョンとしていたのだけど、 決して、

「帰りたい」

とは弱音を吐かず、

「何も挑戦しないのは気が済まないから、なんかやってみる。」 という。

私を信用して、一緒に来てくれて、一緒に挑戦してくれて、私がどんなに心強いか。 ありがとう、ありがとう。


そんな息子、富江に来て、まだケチョンとしている真っ最中に、トライアスロンの大会の一環で見かけた太鼓の出し物に、 「ん?」 となり、富江バラモン会に参加して、倭寇太鼓を学び始めました。




元々音楽専門で、彼はハープが専門です。かっこいいでしょ?!(親がいう言葉ではないか?)

なので、太鼓のリズムも上手に取れるらしく、クラブに入ってすぐに、富江祭りデビューが決まったそう。 自分で車運転して、太鼓クラブに行ってるので、私もまだ見たことがないのだけど、 太鼓の振動が、身体中に響くのが、すごく気持ちがいいそうで、毎回、目をキラキラさせて帰ってきます。

明日の富江祭り、 18:45から富江小学校で 倭寇太鼓(富江バラモン会)デビューですので、みなさん、応援しにきてください!
19歳。英語上手です(もちろん)。 英語に興味があって、日本語を教えてくれる同じくらいの年齢のお友達できたら楽しいよね、って言ってます。
ちなみに、富江町の田尾のバス停の近くにある、ベーカリー:Wondertrunk travel-bakeryで、水木金の2時くらいまでバイトしてるから、会いに行ってあげてください!
こちら、富江祭りの予定表が、五島市観光サイトに載ってました。

*ミシリとも言わない古民家のお話*


さて、五島列島に来てから初めての台風が過ぎ去りそうとしています。
まだ名残の風を感じていますが、
昨日は、

「絶対に外に出ちゃダメ」

と言うセンパイ五島民の指示を忠実に守って、息子と二人で家でおとなしくしていました。
色々な初体験がありました。

まず、トカゲが家の中のあちこちに出没し始める。



これが、いいことなのか、悪いことなのか。台風がくると、トカゲが家の中に避難する、とかいう動きがあるのかな?
虫対策のルールがあるらしく、
センパイ五島民の優しいナースの方には、
「ムカデは熱湯をかけて殺すべし」
とのご指導。
でも、蜘蛛は殺さずに共存すること。
コオロギとかフナムシは、捕まえて外に出す。
トカゲに関してのルールを聞いてなかったので、今度聞いてみよう。

そして、他のセンパイ五島民の方には、Windyというアプリを導入して、常にチェックして、五島列島が赤い色に囲まれてきたら、雨戸を閉めること。
これも忠実に守る。

こういう自然災害に関する知識、地元の方の声を忠実に守るべし、ということは、ウィンドサーフィンをやってるときに学びました。各地のビーチの性格があるから、そこに住む地元の方に聞くのが、一番。
「大丈夫、大丈夫。海は慣れてるから。」という、傲慢な態度が、一番NGなのです。
人間は、大自然を目の前にすると、小さな小さな存在ということを、覚えていたいですね。
そして、五島列島が赤の域に入ってくると、やっぱり風がすごい。

しかし、私の住むこの古民家、多分、築6〜70年は立ってるのかな、と思うのだけど、すごい突風が吹いても、見事なくらい

ミシリ

とも

ギシッ

とも言いません。

きっと、台風の多い街の、昔の大工さんの知恵がぎっしり詰まっているのだろう、と感じました。
そして、夜になって、ふと気がつくと、
雨も風も止んで、異様に静かになりました。
ピタッと。
台風の目の通過中だ。


そういえば、小さい時、長崎に住んでる時に、台風の目が通過する時に、母が、
「今のうちに買ってくる!」
って出てってたの思い出した。

台風の目が過ぎ去ったら、また風が吹いてくるんだろうな、
思いながら寝床について、夜中に、
「あ、きた来た。」と思いながら、ウツラウツラして、
朝になったら、大分おさまっていました。

よかった。
農家さんとか、被害が出ていませんように。

追記:投稿を読んでくれたお友達が、これはトカゲじゃなくて、ヤモリだよ、と教えてくれました。家守ということで、お家を守ってくれる存在だそうです。

Wednesday, August 9, 2023

初の台風やってくる。

いよいよ、台風を経験することになります。というか、もう来てる。。。

センパイ五島民の皆様にお願いして、台風リストを作ってもらい
ました。

・雨戸を閉めること
・お風呂に水を溜める
・絶対に外に出ない
・外に出してある飛びそうなものを室内に入れる
・洗濯用の物干し竿は安全なところに、台は倒して、その上に
 セメントのブロックとか置くとさらに良い。
・停電に備えて懐中電灯を常備
・断水に備えて飲み水を準備
・卓上コンロと予備のガス缶
・停電中、料理ができないのでガスコンロでお湯を沸かすだけでできるインスタント麺を常備
・カップ麺やパン類は、台風前は店頭から消えるので早めに。
・台風情報をこまめにチェックすること
(Windyというアプリ導入)
・養生テープで雨戸のない小窓とかは室内からバッテンで
 貼り付けること
・それでも、窓には近づかないこと。
・ガソリンが少ないようだったら、満タンにしておくこと
 (もしかしたら車生活になるかもしれないから、ということ)
・クーラーと氷を用意しておいて、停電になったら冷蔵庫のものを移動出来るように。
・生き延びること

うーーー、怖いなぁ。。。
ダディがいてくれたら、心強いのに。
五島初心者の母と息子、家でじっとする。

ということで、気を紛らすために、2種類のパンを焼いたら、
どっちも大成功で、達成感。
自家製酵母パンと、食パン。






日本に発酵食品が多いのが、ここでも実感出来ました。
カナダだったら、半日かかる自家製酵母の発酵が、数時間でこんなことになって、酵母菌に最適環境だということ、ってことは、そりゃカビも大発生するよな、と納得。


大自然のど真ん中で生活するということは、
大自然の優しさとも厳しさとも共存するということで、
人間として謙虚な気持ちを持つこと、心に据えて。

今日明日、どうか大事に至らないよう、
皆様の安全を心から祈ります。


Tuesday, August 8, 2023

*助けてくれる男子たちがとっても頼り甲斐があって嬉しかったお話*

私、パニクっている模様。


私のホンダの軽バンは、五島に到着して、30分もたたずに私の所有物となった、大事な大事な私たちのバディです。
ハコくん。(息子は、マコくん。)

それが、バイト帰りに、(この年で、バイト、って、超新鮮で😅
「ちょっと一杯寄って行きませんか〜?」
というお誘い。
 久々に、
「仕事帰りに一杯飲んで帰る」(結局ジュース飲んだんだけど。)という流れが、また新鮮で。

しかーし、さて帰ろうと、ハコくんをスタートしようとしたら、うんともすんとも言わない。

「えーーー、どうしよー。。。。ダディ〜😭。」

車のことには、全く疎い私は、カナダにいるときは、主人に任せっきりなので、なんかあったら、丸投げでした。
(子供が小さいころ、私たちのことを、マミィ、ダディと呼んでいたのだけど、育ち上がった息子たちは、お父さんの呼び名を”dad”に卒業したけど、私だけがまだダディと呼び続けるという状況。)

そしたら、ちょっと前まで隣に座っていた男子たちと、バーのマスターと、わーって出てきて、みんなでハコくんを囲んで、あーでもないこーでもない。
きっとバッテリーだろう。押しがけするか。いや、おやじ呼んだ方が早いとか。
マスターは、「なんとかなるんで、大丈夫っすよ。」って、安心させてくれるし。
ここは、男子たちに頼るしかない。

結局、全く関係のないお父さんが、夜中の11時に、レスキューに来てくれ、みんなで押しがけをすることに。
男子たちが、ワーって押して、そのお父さんがエンジン掛けて、ハコくんは無事にスタート。

そのお父さん、
「エンストせんごと帰らんね。ま、エンストしたっちゃ、また助けに来るけんね。」


。。。やさしー😭


人里離れた奥地に住む私は、途中でエンストなんかは、絶対に出来ない。
無事に帰れた!
が。

無事に家の前に停めて、「25分運転したし、バッテリーもチャージされてるでしょ。」
と思い、念の為スタートしようとしたら、エンジンがかからない。


「ダディーーーー😭!」


どうすりゃいいの、これ。不安でしかない。


「あ、そうだ。ハコくんを購入した、車屋さんが、助けてくれるかも。」


朝一番に、車屋さんに連絡したら、ちゃっちゃと手際よく色々指示してくれて、結局30分かけて、この奥地までレスキューに来てくれるということ(😭) 

カナダでは、まず、こんな朝早くに、人間が電話に出ることがない。
テープの受け答えで、英語だったら2番を押してください、この用件だったら何番を押してください、係員と話したい方は、何番を押してください。で、人間と話せるようになってからも、
担当者へお繋ぎします、とかなんとかで、まだ長い。で、結局予約まで、3日かかるとか、ざら。


でも、この2ヶ月の五島生活では、どうやら、手伝ってくれる本人が電話に出るのらしいので、マッハの速さで物事が進むのが、本当に有難い。
早めに連絡したら、今日中には問題解決できるかな、と思って、超早朝に連絡したのが、逆に申し訳なかった(汗)

結局、レッカー車で来てくれることに。
とはいえ、我が家やあまりの奥地さに、地元の方も我が家を探せない、らしい。
この前の、ガタゴト道の歩道風農道がGoogleマップに載ってるのに、なんで私んちはGoogleマップに出ないのよっ?!


車屋さんは迷っているらしく、電話で説明しようとも、私もこの近所は新人すぎて、説明も出来ない。
しばらくして外に出てみると、あー、いたいた!


朝早いし、暑いのに、こんな遠くまですいません〜!道案内も出来なくて。って言ったら、次のお言葉は、
「いえいえー。電話で話した時に、セミの声が物凄く近かったんで、きっと山の近くだろうと思って、山を目指して来てみました。」

うわー、かっこいい〜!
イケメンなだけじゃなくて、言うことがかっこいい〜。



「セミの声が近いから、この辺にいるはずだ。」



っていうその説明は、人生初耳で、すごーーーく風情を感じました。
日本の美しさというか、季節感というか、自然と生きている感覚というか、
カナダでは絶対に聞かない、いや、日本の都会でもないんじゃないかな。

ということで、
初めて出会った男子たちが、すごく頼もしかった話と、
セミの声をたどって家まで来てくれた、イケメンの車のお医者さんに感動したこと。


お騒がせ五島生活、温かい皆様のおかげで、
なんとかやっております。

関係者の皆様、本当に、本当に、ありがとうございました。