Wednesday, August 16, 2023

*ミシリとも言わない古民家のお話*


さて、五島列島に来てから初めての台風が過ぎ去りそうとしています。
まだ名残の風を感じていますが、
昨日は、

「絶対に外に出ちゃダメ」

と言うセンパイ五島民の指示を忠実に守って、息子と二人で家でおとなしくしていました。
色々な初体験がありました。

まず、トカゲが家の中のあちこちに出没し始める。



これが、いいことなのか、悪いことなのか。台風がくると、トカゲが家の中に避難する、とかいう動きがあるのかな?
虫対策のルールがあるらしく、
センパイ五島民の優しいナースの方には、
「ムカデは熱湯をかけて殺すべし」
とのご指導。
でも、蜘蛛は殺さずに共存すること。
コオロギとかフナムシは、捕まえて外に出す。
トカゲに関してのルールを聞いてなかったので、今度聞いてみよう。

そして、他のセンパイ五島民の方には、Windyというアプリを導入して、常にチェックして、五島列島が赤い色に囲まれてきたら、雨戸を閉めること。
これも忠実に守る。

こういう自然災害に関する知識、地元の方の声を忠実に守るべし、ということは、ウィンドサーフィンをやってるときに学びました。各地のビーチの性格があるから、そこに住む地元の方に聞くのが、一番。
「大丈夫、大丈夫。海は慣れてるから。」という、傲慢な態度が、一番NGなのです。
人間は、大自然を目の前にすると、小さな小さな存在ということを、覚えていたいですね。
そして、五島列島が赤の域に入ってくると、やっぱり風がすごい。

しかし、私の住むこの古民家、多分、築6〜70年は立ってるのかな、と思うのだけど、すごい突風が吹いても、見事なくらい

ミシリ

とも

ギシッ

とも言いません。

きっと、台風の多い街の、昔の大工さんの知恵がぎっしり詰まっているのだろう、と感じました。
そして、夜になって、ふと気がつくと、
雨も風も止んで、異様に静かになりました。
ピタッと。
台風の目の通過中だ。


そういえば、小さい時、長崎に住んでる時に、台風の目が通過する時に、母が、
「今のうちに買ってくる!」
って出てってたの思い出した。

台風の目が過ぎ去ったら、また風が吹いてくるんだろうな、
思いながら寝床について、夜中に、
「あ、きた来た。」と思いながら、ウツラウツラして、
朝になったら、大分おさまっていました。

よかった。
農家さんとか、被害が出ていませんように。

追記:投稿を読んでくれたお友達が、これはトカゲじゃなくて、ヤモリだよ、と教えてくれました。家守ということで、お家を守ってくれる存在だそうです。

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