私、パニクっている模様。
それが、バイト帰りに、(この年で、バイト、って、超新鮮で)
「ちょっと一杯寄って行きませんか〜?」
というお誘い。
久々に、
「仕事帰りに一杯飲んで帰る」(結局ジュース飲んだんだけど。)という流れが、また新鮮で。
しかーし、さて帰ろうと、ハコくんをスタートしようとしたら、うんともすんとも言わない。
「えーーー、どうしよー。。。。ダディ〜。」
車のことには、全く疎い私は、カナダにいるときは、主人に任せっきりなので、なんかあったら、丸投げでした。
(子供が小さいころ、私たちのことを、マミィ、ダディと呼んでいたのだけど、育ち上がった息子たちは、お父さんの呼び名を”dad”に卒業したけど、私だけがまだダディと呼び続けるという状況。)
そしたら、ちょっと前まで隣に座っていた男子たちと、バーのマスターと、わーって出てきて、みんなでハコくんを囲んで、あーでもないこーでもない。
きっとバッテリーだろう。押しがけするか。いや、おやじ呼んだ方が早いとか。
マスターは、「なんとかなるんで、大丈夫っすよ。」って、安心させてくれるし。
ここは、男子たちに頼るしかない。
結局、全く関係のないお父さんが、夜中の11時に、レスキューに来てくれ、みんなで押しがけをすることに。
男子たちが、ワーって押して、そのお父さんがエンジン掛けて、ハコくんは無事にスタート。
そのお父さん、
「エンストせんごと帰らんね。ま、エンストしたっちゃ、また助けに来るけんね。」
。。。やさしー
人里離れた奥地に住む私は、途中でエンストなんかは、絶対に出来ない。
無事に帰れた!
が。
無事に家の前に停めて、「25分運転したし、バッテリーもチャージされてるでしょ。」
と思い、念の為スタートしようとしたら、エンジンがかからない。
「ダディーーーー!」
どうすりゃいいの、これ。不安でしかない。
「あ、そうだ。ハコくんを購入した、車屋さんが、助けてくれるかも。」
朝一番に、車屋さんに連絡したら、ちゃっちゃと手際よく色々指示してくれて、結局30分かけて、この奥地までレスキューに来てくれるということ()
カナダでは、まず、こんな朝早くに、人間が電話に出ることがない。
テープの受け答えで、英語だったら2番を押してください、この用件だったら何番を押してください、係員と話したい方は、何番を押してください。で、人間と話せるようになってからも、
担当者へお繋ぎします、とかなんとかで、まだ長い。で、結局予約まで、3日かかるとか、ざら。
でも、この2ヶ月の五島生活では、どうやら、手伝ってくれる本人が電話に出るのらしいので、マッハの速さで物事が進むのが、本当に有難い。
早めに連絡したら、今日中には問題解決できるかな、と思って、超早朝に連絡したのが、逆に申し訳なかった(汗)
結局、レッカー車で来てくれることに。
とはいえ、我が家やあまりの奥地さに、地元の方も我が家を探せない、らしい。
この前の、ガタゴト道の歩道風農道がGoogleマップに載ってるのに、なんで私んちはGoogleマップに出ないのよっ?!
車屋さんは迷っているらしく、電話で説明しようとも、私もこの近所は新人すぎて、説明も出来ない。
しばらくして外に出てみると、あー、いたいた!
朝早いし、暑いのに、こんな遠くまですいません〜!道案内も出来なくて。って言ったら、次のお言葉は、
「いえいえー。電話で話した時に、セミの声が物凄く近かったんで、きっと山の近くだろうと思って、山を目指して来てみました。」
うわー、かっこいい〜!
イケメンなだけじゃなくて、言うことがかっこいい〜。
「セミの声が近いから、この辺にいるはずだ。」
っていうその説明は、人生初耳で、すごーーーく風情を感じました。
日本の美しさというか、季節感というか、自然と生きている感覚というか、
カナダでは絶対に聞かない、いや、日本の都会でもないんじゃないかな。
ということで、
初めて出会った男子たちが、すごく頼もしかった話と、
セミの声をたどって家まで来てくれた、イケメンの車のお医者さんに感動したこと。
お騒がせ五島生活、温かい皆様のおかげで、
なんとかやっております。
関係者の皆様、本当に、本当に、ありがとうございました。
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