Wednesday, December 1, 2010

人気者のパン、不人気者のパン

私、毎週パン焼くんです。

すごいお母さんになろうとしてるんじゃなくって、
ただただ、焼きたてのパンが好きだから、
それだけが理由。


この子達、頬すりしたくなるくらい。

パンがちょうど焼けたときに、誰かうちに来ようもんなら、
お腹がすいてたって、すいてなくたって、
「このパン食べて〜!美味しいから。」
で、
「美味しいでしょ〜!」(美味しいと言えって感じですよね。)

食べた人、
「うん、美味しいよね〜!」(としか言いようがない。)

で、私は、
「でっしょぉぉ〜!」

ちょっとしたたかに
「そんなでも。」とか、「良い線行ってるよね。」
そんな言葉は、なし。


"美味しい。"


これ、多分、料理研究家だった母の影響です。

日本で、母とまだ一緒に住んでる頃、時々
「お客さんくるから、パン買って来てね〜!」と頼まれてました。

しかも、

"6時15分に、あのパン屋さんに行かなきゃダメよ。
早く行ったら、朝焼いたパンを売らされるし、
遅く行ったら、もう冷めてるから。"

細か〜〜〜!

でも、一回、仕事が忙しすぎて、朝焼いたパンを買って帰りました。

母、超がっくり。


" お客様に、こんな古いパン、出せないわよ。###" 容赦無し。

心の中では、
" っていうか、これ、朝焼いたという、一応焼きたてだし、
来てるお客さんって、いつもの友達で、毎週会ってるし、
毎日の様に、電話で話してる相手で、どっかの社長じゃ
あるまいし。" でも、言えない。

母は、お料理が大好き。
だから、朝のパンは
お客様には不十分だったのです。  


オーブンから出て来たばっかり
じゃないと、ダメ。

でも、パン焼きたての時に、お店に行くと、
もうぅぅぅ,たまりませんっ。 
焼きたてパンの、香りが店中に広まって、
そこにブランケット敷いて、ゴロゴロ
していたい気分になります。

ということで、なかなか焼きたてのパンが
手に入らないから、
今は、自分で焼いてるんです。


でも、ジレンマがあるんです。

家族の健康を保つ為に、自分なりに努力するんですけど、
グルテン(小麦粉に含まれる、消化にあまり良くない要素)の
摂取を減らそうと、パンを焼くときに、
米粉をつかったり、他の種類の粉を使ったり
するのだけど、

いつも失敗。。。

固いし、パサパサだし、美味しくないし、子供は食べないし。
犬のエサみたいになってしまうんです。

でも、小麦粉を思いっきり使うと、もう、
フワッフワで、しっとりしていて、美味しくて、
ほおずりまっしぐら。

Oh, yum...  as soft as my children's cheek.

どっちがいいんだか。


食べてもらえない、健康なパン。

大人気の、不健康パン。


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