Sunday, December 12, 2010

まばたきで ”イエス” パート2




2010年11月14日

たいていこのブログを書く時は、楽しく読めるように書くんです。
私の子供達が、大きくなった時に、楽しく読めるように。

でも、今日は、ちょっとシリアスです。

先週末は、素敵なことがありました。

本題に入る前に、ちょっと私が思うこと、
書いてもいいですか。

今日のブログは、”まばたきでイエス”の続きです。

世の中に、自分のことを“ヒーラー”と紹介する方が多いのですが、ここで私の質問は、
”どんな人が本当の、真の、ヒーラーなんだろう。”


他の人が、その人を”ヒーラー”と呼ぶのは、よくわかるんです。でも、自己紹介で
“私はヒーラーです。”というのが、よくわからないのです。

だって、本当の治癒力って、各自の中から起こるのが本当の治癒なんじゃないかって思うんです。外部から治療が行われているうちは、まだ本当の治癒じゃないんじゃないかなって。

按摩とか、整骨、整体、靈氣、リフレクソロジー、手術、などなど、これは、とっても大切な治療経過の一つだと思います。

でも、本当の治癒って、


私たち自身が、自分で自分を癒すことが出来ると気づいた時
私たちが、完治することだけが答えではないと気づいた時
私たちが、病気は成長過程の1ステップだと気づいた時

そして、
死ぬことも時には治癒の経過であって、
終わりではなく、始まりだ、って気づいた時。

私は直伝靈氣の師範。  靈氣の施術もするし、マッサージも出来ます。でも、私が自分のことをヒーラーとして自己紹介するかと言われると、

答えは "いいえ" 。

靈氣の施術に自信がない訳ではないし、私のセッションを受けた方全員から素晴らしい感想を頂きます。

それでも、自分が“ヒーラー”と紹介すると、なんだかその人達よりも、自分を上に置いているような氣分になって、氣分が悪いし、なんだか自尊心をひけらかしているような感じがして、居心地が悪いんです。


私は、私の靈氣を受けに来て下さる方を“患者さん”とは呼ばないし、
靈氣のクラスを受講して下さる方々を、“生徒さん”とは呼びません。

 なんか、“患者さん”って呼ぶと、彼ら自身の健康に対する自己責任を、取り上げてしまったような感じがするんです。健康管理って、かなりの部分は自分で出来るのに、それをいとも簡単に他人や薬に託してしまうのって、私はどうかと思うんです。

そして、“生徒さん”って呼ぶと、自分もまだまだ未熟者なのに、人様を生徒と呼ぶのが、
居心地悪いんです。

この考えが、正しいか間違っているか、
私の一案なだけです。


とにかく〜、
 先週末は、素晴らしかった!

1週間たった今も、まだ感動中。


これ、一生続くといいな。


真のヒーラーに出会ったんです。

私にとって、真のヒーラーさんは、


言葉を使わなくても魂のレベルで人を癒すことが出来る人。


真のヒーラーさんは、人に

「今は、どんなに辛いと感じていても、これが完全だ。」
って気づかせることが出来る人。


こんな大切なことを気づかせてくれたのは、私の人生で亜凛さんについで、エミリーが二人目。

亜凛さんは、私が靈氣を始めたきっかけを与えてくれた方。ヒーリングの事を教えてくれた方。一緒に居るだけで、体が反応して癒しと浄化が始まる方。日本各国、そして、世界の色んな場所を訪れて、地球を守る為に、人々を癒して旅する方。


エミリーは、Leigh脳症(亜急性壊死性脳脊髄症)という、ミトコンドリアの機能異常重度の病気で、徐々に神経系が機能しなくなり、脳から全身の筋肉へのメッセージが伝わらなくなる病気です。

彼女は、車いすに座り、歩けず、話せず、食事も胃へ直接流し込む流動食、そして、会話は
瞬きでイエス、大きな笑顔、もしくはテレパシーです。

そんな彼女が、あることを通じて
周りの人に自分の愛情を表す方法を探し当てたのです。
それが、


靈氣 

とてもシンプルで、美しくて、賢くて、誰にでも出来る治療法。


世界中のみんなに、エミリーが初めて「自分にも人に靈氣がしてあげられる。」と
気がついた瞬間の、満面の微笑みを見て欲しかったです。
お母様のお手伝いで、靈氣をしているエミリー。

お母様からの、心からの愛情が目に出ていますよね。
お母様がエミリーの靈氣のお手伝いをしている後ろで、
お父様は、クラスメートに靈氣をしています。

マッサージテーブルを使っての靈氣の施術は、筋肉の萎縮で、腕が思うように伸びない
エミリーにとっては少し難しいのです。 


だから、受け手の方が、エミリーの側に座り、彼女の手の下に肩を持って行ったり、
エミリーの足下に寝転がって、足で施術が出来るようにするのが、彼女の方法になること
だと思います。それから、目も使うことが出来ます。

エミリーの冷たかった手は、靈氣の施術を始めて
すぐに、ポカポカと温かくなりました。

彼女の体の筋肉は、とても弱くて自分の意思で動かすことは出来ません。誰かが、24時間常に側にいて、調節してあげないといけません。寝返りもです。

私たちは、風邪を引いた時に、咳が止まらなくて眠れないとブツブツ文句を言います。

風邪を引いた時に、痰が絡んでも咳すら出来ない状況を
想像すると、咳が出来る素晴らしさがわかりませんか?


私は、4歳年上のダウン症の姉と一緒に育ちました。だから、肉体の障害を持った、
素晴らしい魂の持ち主に出会うチャンスがたくさんありました。

その姉から学んだこと、今度書きたいなと思います。

障害児をもつ家族の大変さを知っているからこそか、エミリーのご両親のエミリーへの一人の大人としての尊重、エミリーが靈氣を習いたいという意思の尊重、そして、その意思へのサポートをみて、感動しました。

私にとって、彼女は、真のヒーラーです。


だって彼女は、言葉を使わず、
ただ、自分がお手本になることだけで、

人を魂のレベルから癒すことが出来るから。


そんな彼女のレベルに、少しでも近づけるように
頑張ろうっと。


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